名前を自分を無くしたときに

微風 夜空 

第1話 はじまり

載荷(さいか)side

_内釜家_

何かの夢を見たよくわからないけど苛ついた…

載荷

「う"ぅ"~んあ"ぁなんて夢なんだよイラつく!チッ」本当に嫌だ今日は学校放り投げて適当に歩いておくか…はぁ、彼奴等に会ったらぜってぇ無理だが…

お母さん

「あらおはようニコ」

と母さんが言うそれでも俺の怒りが晴れるわけではないだから毎回のように苛ついた声でこう言う

載荷

「おはようさんッ!」

とそして朝ご飯を食べる今日は目玉焼きとハムとパンだ相変わらず美味しい…だが母さんはこんな俺に疲れていた…だから今日もまた…

お母さん

「もう…」

…やっぱり行ってきた…ッはぁ…姉が起きてきた…五月蝿い階段は静かに降りてきてほしい

「載荷五月蝿いよ」

そう言われた…だけど…言い返す言葉さえも怠い「キッ」と睨むだけにしておこう食べ終わったからもう行くか…

「お姉さんさんに向かってそれは無いでしょ!…」

…黙れよ何様のつもりでいんだよここにどうせ無能な癖に…

載荷

「ごちそうさまッ」

と言った玄関に用意していた鞄を持って出る…

載荷

「行ってきますッ」

バン!…家から出たのはいいもののなんにも行く宛がない適当にほっつき歩いて行こうか…

載荷

「…歌でも聞くか」

そう思った瞬間俺の後ろに体重がかかったすると彼は嬉しかったのかこう発した

???

「ドーン!っと決まった!」

と…こっちの身を知らないで…はぁ…だか猿皆で良かった

載荷

「ッ!なっなんだよびっくりするだろ」

急に耳元で喋られた為びっくりした猿皆は万円の笑みだでも流石に飽きたのかもう表情を変え、悲しそうな顔をして

猿皆

「ごめんて」

と言う彼はどうにも憎めなかったさっきまでの苛立つ気が引いて行ったのというのが分かり少し笑みを浮かべる…

載荷

「いいけど」

というと後ろから声がした

???

「おーい載荷」

振り返ってみると浪川が居た毎回なんにもしなくて優等生で可愛くて格好良くてなんにもできる彼はモテているだが…、

載荷

「!浪川!」

そういう猿皆はまた万円の笑みを浮かべた俺のときよりも嬉しそうな声で…言うかな?

載荷

「まただるい一日が始まりましたっと…」

そう思って言ったまぁどうでもいいがな…

浪川

「!載荷!」

ッ急にそう言われてびっくりした急に言われたので苛立ってしまった…浪川に…

載荷

「なんだよ!」

そういった猿皆は何も言わずに俯いているどうしたんだろうか…動きを止めたてしまったすると浪川が…

浪川

「横!」

と声を荒げて言った

載荷

「えっ!」

と言ったらもう目の前は血の海と化していた段々と意識がとうのいていく何か言っているような気が?…あぁ何も考えられないやそう思うと暗闇が俺を覆った

|浪川|side|

キキードンガチャンドン…、

浪川

「そんな」

ピーポーパーポー

浪川

「そんッ…なッお願いだから生きてよッ」 

猿皆

「浪川大丈夫だよきっと一緒に待ってよどうなってでも」

浪川

「そうだな!」

猿皆

「うんやっぱり浪川には笑いが無くちゃな!」

浪川

「あぁ」

_才戸(さいど)病院_

浪川

「ついたね」

猿皆

「うん…」

浪川

「お願い生きてて」

ギュ……、ピーピーピー

猿皆

「!どうでしたか?」

医者

「ちゃんと生きていますが所々記憶が無くなっています」

猿皆

「そうですか」

浪川

「でもさ生きてたんだよ!すごいよ!」

猿皆

「そうだね!」

浪川

「うん!」

このときはまだ心ははしゃいで居たと分かった…

浪川

「失礼します」

載荷

「?すみませんだれでしょうかどちら様で?」

猿皆

「ッ!」

浪川

「僕達は君の友達だったんだこれからもよろしくねポロニコ」

載荷

「ッごめんなさい…覚えて無くて人泣かすなんて最低ですよねッ辛いと思うからもう帰って明日に名前聞かせて下さい」

浪川

「うん」

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