「自分と自分」を含む小説

13歳の夜。 サンタクロースも、ドラゴンやヒーローも空想だと 気づき始めたこの夜に僕は夜空を見た。

　いつも雪をかぶっている高い山の中腹で、父親とヤギを飼っている若者が始めたさがしものの旅。困ったことに本人も何を探しているのかよくわかっていません。「知らないことをもっと知りたい…

ボヤき、短編、川柳、なんでもありのごちゃ混ぜ自由帳。

萩野涼(はぎのりょう) 　朝、起きると俺が三人になっていた

僕はカラッポだ。 たとえ話とかじゃなく、僕は本当にカラッポなんだ。 自分の名前も過去の記憶も、まったく思い出せない。それどころか僕には、顔や体さえ無かった。 僕は誰なんだろう？…

小説を書く人を激励しているようで、作者自身を慰めてる文章です

異世界転生？　俺TUEEE？ そんなの現実に起こりっこない。そう思って歯を食いしばってたのに、何だこの仕打ちは。 現実はいつだって非情で僕らの首を絞めてくる…… 異世界転生した自…

主人公の恵理子は感受性が強く自分の殻の中に閉じこもってしまいます。 リストカット以外に自分の存在意義を確かめられません。 そんな恵理子が出会った人物。 その人物から始まる新しい出…

この当時の私の心象風景です。

鏡に映る自分の目と目が合わない。 死んだ魚のような目の自分。

自分が思い付いたもので急に書きたくなったものを書いていくつもりです。とりあえず完結済みにしてますがまた書くかもしれません。文字数が少なくてすぐ読めると思います。時間内人におすすめ…

　別にハブられてるわけではないが、なんだかちょっと噛み合わない。 　中高一貫校である矢文学園に高等部から通い出した八重樫要はたまたま手に入れた鍵を使い授業中に空き教室で休憩中。こ…

　俺の家には妖精のたまごがある。これはかなりよく出来た芸術品で、爺さんの遺品だ。今では我が家の宝物になっている。このたまごについて爺さんから聞いた話を息子にしてから一ヶ月後、たま…

もうすぐ40代。 日々考えたこと、悩んだこと、思ったことなど、独り言のように不定期でゆるく書いてみたいと思います。 自分は一人しかいないけど、色んな役割がいくつもあって息苦しく…

構成がきっちり決まっていない短編小説です。スラスラ読めて少し感がさせられると思います。

紡いだ言葉。残した記憶。それは、誰にとっての真実なのだろうか。自分が自分じゃなくなっていく。これはどこかのあなたが書いた日記。

自信を失っていくあたしには、彼が必要でした。 それなのに、それなのに。 Rが、Rが、あたしの彼を奪ったのです。 あたしの彼を返してください。 あたしは、あたしは、彼のことを好…

ふと気がつくと知らないところにいて、近くにあった駅の名前は「きさらぎ駅」。 この駅のある「きさらぎ町」という不思議な場所では、繰り返すたびに何か大事なものが失くなっていく。自分が…

目が覚めると俺は自分の部屋に居た。いつものように母親の小言をやり過ごして学校へと向かう。駅に向かう道に出ようと角を曲がった瞬間にそれが起こった。 きっと、あのバナナの皮が非日常…