誰かの日記
松浦 良牙
はじめに
初めまして。いえ、初めましてじゃないかもしれません。そういう方はこんにちは、こんばんは。またお会いできて嬉しいです。
あなたが見つけたこれは”日記”です。日記とは何か、勿論ご存知ですよね。その日に何があったのかを自分の言葉で書き記す1日の記録です。何時に起きて、何をして、何を食べて、何が起こって、何を思って、何時に眠ったのか。書くことは何でも良いのです。学校の宿題で書いたことが、或いは書いている方もいるかもしれませんね。いずれにしろ”これ”は日記です。
え?誰の日記なのかって?それはもう、”誰か”のとしか言いようがありません。決まっていないのです。なぜって、多くの方が書き込むからですよ。あなたもその一人です。
興味がない?そんなはずはありません。それならばここまで読まないでしょう。道端に転がる石に、街ですれ違う人に、あなたは深く関わろうと、知る努力をしますか?しないでしょう。でも自分のことは知ってもらいたい。認めてもらいたい。どれだけ努力しているのかを。どれだけ優れているのかを。どれだけ愛されているのかを。違いますか?違いませんよね。なら、伝えましょうよ。
どうやって?日記を書いて。簡単です。その日の出来事を書き記すだけですから。箇条書きでも構いません。その時の気持ちを書き加えると尚良いでしょう。
前述しましたが”これ”には多くの方が書き込みます。それは同時に多くの方が読むということです。しかし心配はいりません。恥ずかしがることはないのです。相手が誰なのかわからない交換日記のようなものですよ。むしろそう考えるとドキドキしませんか?見ず知らずの方があなたの日常を知り、あなたが見ず知らずの方の日常を知られるなんて・・・ね。想像力が掻き立てられるものです。
とにかく騙されたと思って1日だけでも書いてみてください。1日を振り返り、冷静に見つめてみると、新たな自分が見えてくるかもしれませんよ。
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