「冬 短編」を含む小説

学校では無視をされ、振り向いてくれることさえない日々を送る蓮。 ただ、たった一人だけ、彼には毎日の通学路で話しかけてくれる同級生、陽子がいた。 いつから、何故、無視されるのか…

いつしか婆さんの家に転がり込んだ、曰くつきの猫。 「冬は寒いからな。駄目猫の真似だってしてやるさ」とかなんとか。 ある冬の夜、静かに暮す一人と一匹に不穏な影が差す―― ※　「…

雪が好きな主人公は、冬の四時過ぎ、旧四号線をただただ真っすぐに走っていた。やがて、片思いをしている藤崎から電話がかかってくる。

冬のコミックマーケットの最終日。年の瀬の有明で起きた恋の話。

冬のある日のお話です。 なんてことのないお話です。 メリークリスマス。

冬は春の準備期間だと誰かが言っていたような気がする。 ……私にもいつか春が来ればいいな。 ※カクヨムWeb小説短編賞参加作品です。

ある冬の日、僕は妻とケンカしてしまった。 せっかくの記念日が台無しだ。 ほとぼりが冷めるまで、昔の話でもしてみようか。 長くはないから、聞いてくれるかい―― 僕が皇帝陛下の国勢調…

玻璃の音＊書房という 架空の書房を中心にした ものがたりを書いています。 ものがたりを書いているうちに、 思い出した本たち。 反対に、本棚を眺めているうちに 書きたくなった…

空から雪が静かに舞い降りてくる今日は、君と出逢ってからの五度目の記念日。 図書館の前に佇む僕は、自動販売機で買ったホットコーヒーを一口飲み、ふぅっと白い息を吐く。 どうか僕…

父親に捨てられ、母親の愛情からも遠くなった少年は、ひとりの少女に出会う。 似たような境遇の二人は自然と共に過ごす時間が多くなる。 ある時、少女が少年に提案する。 交換殺人の…

「包丁研ぎます　土曜日　10時～16時半　一本500円」 駅前の交番の隣、パチンコ屋が潰れて更地になった空き地に、そう記された簡素な看板が、ぽつりと置かれていた。 通りがかりにそ…

寒い寒い冬の日、幼い少女セイランジュは、大好きなお母さんを亡くしました。 「お母さんはね、お星さまになったんだよ」 泣きながらお父さんが指さしたのは、淡い薔薇色のお星さまでした。…

疫病に村を襲われ家族を失ったルーカ。たどり着いた町で、彼は“魔法使い”と呼ばれる隠者の噂を聞いた。　＊2016年発行の同人誌『スピラーレ』収録

このすば短編集第一弾的なものです。めぐみん好きのためというか思いっきりカズめぐ成分多めです。

寒い、寒い、冬のおはなし。

「君のラブレターにはオリジナリティがない。やり直し」――クールな女の子・冬羽《とうわ》さんにラブレターを突っ返された高校生・新堂くん。オリジナリティを求め、新堂くんはあれこれと考…

“Love Bless You”…『あなたに愛の祝福を』そう刻まれた、桜色の一枚のコイン。 それを手にしたサキソフォン吹きの青年と、一人の少女のお話。 きよしこの夜、あなたにも素…

長い冬が続く世界にて、村はずれの屋敷を管理しつづける一人のメイド・アイヴィーはある日、小さな赤ん坊を拾う。赤ん坊を立派に育て上げようと決意したアイヴィーと、その子供が織りなす出会…

またのご来店をお待ちしております。