「嘘である 短編」を含む小説

何田何子——通称ナニコの中には、無数の〈十五センチ〉が潜んでいる。 手のひら。 目尻から顎の先まで。 へそから腰まで。 後ろを振り向く時。 拍手をする時。 歩き出したその一歩目。…

　春夏秋冬を、僕たちは共に過ごす。 　 　その度に僕は、君に嘘を吐く。 　そうしないと、僕は耐えられないから。 　 　そうしないと、君がどこかへ消えてしまいそうだから――

前言撤回、嘘、言い逃れ。 「武士に二言はない」という既存の価値観に反して、二言ありまくりのスタイルを貫く前代未聞の二言武士・覆之介。 二言はあっても武士は武士。 しかし二言の積み…

流行りの異世界転生（？）ものにチャレンジ☆ボーイミーツガールです☆☆

ずっと『誰か』に恋をしていた。 でも、その『誰か』になかなか出会えなくて。 やっと見つけた『誰か』の傍に居続けるため、私は小さな嘘をついた。 いつか、分かってしまったとき……

やめなされやめなされ……無益な博打はやめなされ……。

短編です。リハビリです。 お気に召しましたら幸いです。

貴方のためのチョコレート。 でも、貴方には絶対あげないチョコレート。 勇気を出すことは、あまりにも難しくて今年も私は嘘をつく。 「これ、好きな人にあげるんだ」 これは意地っ張…

ファンタジー短編。 「魔石」が枯渇し、魔法が衰退しつつある世界。魔石鉱山だったさびれた砂漠の街で、舌先三寸で他愛ない嘘を並べ立てる若者レジェンが、口にした言葉すべてを真実に変え…

物語は嘘だ。嘘は暖かく冷たい離れ離れのものだ。

大学二年、付き合って三度目のバレンタイン。集中講義も今日は休み。 それなのにどうして俺は今、彼女と一緒にいないのだろう？ ♡ お題→【でこぼこコンビ】【軽はずみな嘘】【シガレ…

YOU,MEで無料配布しているポエトリーブック"POETRY & LETTERS"の１作目、"Aqualium"掲載の全７篇を掲載しています。 現在も配布中ですので、実物を手に…

嫁ぎ遅れながらもようやく婚約できたと思ったら、蛇神様の花嫁に選ばれた。 おい待て嘘だろ？婚約を解消しないといけないじゃないか。わたしの労力返せよー！！ これはそんな二十代後半の女…

言ってしまえば気の持ちよう。信じる人は信じ切れる。疑う人は、どうだろう。そんなお話。 超能力要素もあるよ（棒 ◇ 某電子書籍のアイドルさん（兼編集長）主催の外部企画「にごたな…

庵○監督本当にごめんなさい。タイトル便乗しました。 嘘をつくとアソコが大きくなるお話。 5000字程度の読み切り猥談です。 過激な性描写はないですが、一応R15で。

人の寿命を管理する死の神様、死神。 彼らは、とある掟の中で働いている。 死神としての成績が優秀なものは「死」を与えられる。 そう。それは死神にとっての「幸せ」であった。 これは…

真夏の池袋で、俺は彼女が来るのを待っている。 季節外れのニット帽と買ったばかりの一眼レフと一緒に。 待ち合わせは池袋駅東口——東武じゃなくて西武がある方——いけふくろう前に13…

きままに書き連ねた短編集。表題は最新話タイトルです。 どうぞ気ままにお楽しみください。 ※『人・体の万有エレキテル紀行』　更新しました。