「鬼／あやかし」を含む小説

　これは、我々の知る現代とは異なる現代の話―― 　かつて、曾祖父が異界の者と交わした約束。それは「自分の娘とかの者の息子を婚姻させる」ということだった。 　ちなみに、曾祖父には…

　殺された姉に会いたい。そんな思いで「かぐら骨董店」に訪れた香川洋子は断られてしまう。その夜、姉に渡すためにもっていた熊のぬいぐるみが動き出した。助けに入った刑事・芦屋尚孝とと…

夏のある日。森の中の神社に迷い込んだあなたは、そこで立ちくらみを起こして意識を失ってしまう。 気がつくと、巫女装束を身に着けた見知らぬ少女に膝枕で介抱されていた。額に当ててくれて…

◆◆◆あらすじ◆◆◆ 帝都軍で怪異を討伐する神宮寺彰人は、冷酷な軍人として民衆に恐れられている。 その彼に《千鬼の頭目》と呼ばれる鬼――嵐花の討伐命令が下った。 嵐花は絶世の美…

Kが迷い込んだ洞窟には、巨大な岩の包丁とまな板があった。 その二つで動物を解体したものは、人間であるはずがない。

《あらすじ》 時は平安時代初期。小野篁という若者がいた。身長は六尺二寸（約１８８センチ）と偉丈夫であり、武芸に優れていた。十五歳から二十歳までの間は、父に従い陸奥国で過ごした。当…

『人の子、赤鬼の心をつゆ知らず』の「第67話　新たな旅立ち」より少し前の話です。 下記『人の子、赤鬼の心をつゆ知らず』コレクションのURLです。 https://kakuyom…

S県立N高校に通う加奈。クラスの友達が連続婦女暴行事件の被害者となる。直人と共に加奈はその犯人を追う。

西暦2160年、極東。 そこは科学全盛の世界に有ってなお鬼や魔が妖が跋扈する魔界である。 この地では人間は魔物の餌になるしかない下等生物である。 科学では対処できない化け物たちは…

この話を令和的に説明すると・・・ 　紀貫之（きのつらゆき）は、幼なじみの藤原章成（ふじわらのあきなり）と、大きくなったらダンスチームを組む約束をしていた。 　けれど、１６歳にな…

長谷雄は朱雀門の鬼と賭けをした。 そして、この世のものとは思えない美しい女を手に入れる。 ※この話は、古典絵巻物「長谷雄草紙」を元にした和風ファンタジーです。 　実際の長谷雄草紙…

この世で唯一の呪力を持つ刺青の彫り師「闇屋」。彼の刺す針で彩られる様々な文様、柄、文字にはすべて呪の力が込められる。汚らしく、おぞましい生き物、およそ普通の人ならば肌に残そうとは…

　文化史学科を専攻する主人公のわたしは、ある夢を境に不気味な女に付きまとわれるようになる。困窮する彼に救いの手を差し伸べたのは、怪奇民族倶楽部に所属する阿久津という男だったが、夢…

知人に紹介され、ある霊能力者さんに会った時、私はこう言われました。 「あなた、チャンネルが全部開いてるわ！」 ……？！　 チャンネルって何だ、と問えば、この世界にはたくさんの次…

加奈は華月達の高校に進学し、華月達と行動を共にする機会も増える。恋に部活に勉学に毎日目まぐるしい生活を送る加奈のクラスに、1人の転校生が入ってくる。果たして彼の目的は？華月達は？…

魔術研究者のルークは異世界へ続いているとされる異界門の研究に今までの人生を全てを捧げた。 異界門・・彼がこだわる理由は一つ。 異界門に吸い込まれたかつての親友達の救出。 …

＊2024.5.10　他サイトにて『赤鬼の娘』という名前で当作品を公開しております。 【2023.5.8に完結しました🎉】 　ある日、薬屋の養子・充は、半鬼の茜に連れられ、義…

江戸時代の陰陽師・蒼頡。かつて漢字を生み出した伝説の人物と同じ名を持つ彼は、筆をとり、和紙に言葉を記して文字に魂を入れ、自在に操る力を持っていた。時代は江戸時代初期。戦乱の世が終…

立花千暁（たちばなちあき）は32歳の社畜リーマン。 好きな物は、お酒と男の子の筋肉。 残業帰りのある夜に、立花は【飯処おにづか】というごはん屋さんを見つける。 そこの店主は銀髪…