主人公の充の住む世界には、鬼も妖も神様もともに生きています。
それぞれがそれぞれの立場、思惑、情をもって人と接しているようです。
さて、ある薬屋に引き取られた充はとある山に養母と出かけるのですが、そこで出会うのは人ならざる者たちでした。
養子である充の劣等感。
お互いに敵の子どもである鬼の血を引く茜と妖の血を飲んだ沙羅の因縁と確執。
三人にかかわってくる美しい名前を持つ妖たち。
ひとつ謎が解けると二つ問題が現れる、そんな風にお話しは進みます。
ご一緒にハラハラしながら充の頑張りを見守ってみませんか?
充の養母、時子の天然さも見どころです。