「悲劇？」を含む小説

今から約10年前の2013年11月29日、巨大怪獣（通称：ガララ）が旧東京都を襲った。死者行方不明者は214万人にも及び、日本の経済・文化・政治の中心地は一夜にして灰燼に帰した。…

2023年の学校の文化祭の文芸部のために書いた短編小説です(文化祭では縦書きです)。 実は私、吹奏楽部と兼部しています。 ということでここに、文化祭の吹奏楽部発表のセトリを記し…

心優しい少年・三郎太は、ある事故をきっかけにみなが想像する自分自身を目指してしまう。かつて町で一番優しかった少年は消え、残されたのは強盗殺人を繰り返す極悪人。誰かが正しく彼を導け…

家族に愛され、何不自由ない令嬢ライフを送って来た裕福な辺境伯の末娘レン。だが、ヘルデラントの悪王は、辺境伯の魔力の血筋を求めてレンを婚約者に定める。家族はレンを港町マドレーユにあ…

大学生の麦田透は、交際している老女、千代崎葉子の別荘で夏休みを過ごしていた。その一室には、奇妙な印象の絵が飾られていた。女性の裸体画で、顔は現在の葉子に間違いないのだが、体は若い…

　いにしえの時代。 　光を統べる金の竜は、人間の娘に恋をした。 　長い時代を経たのちに、人は竜を退け、悲劇は訪れ、世界は終焉へ向かうことになったけれど。 『永遠の愛の誓いは嘘…

ある日突然、聖女の証しである神聖力が発現した図書館司書のロゼッタ・モンティーニ 保護対象となったロゼッタは、聖女宮に閉じ込められることになってしまった。 180度生活が変わってし…

前世の記憶を思い出した少女は 自分の悲劇的結末を変えるため奮闘 物語の強制力がヒロイン周りに働いているが 少しずつ、少しずつそれは崩れていく。 愛する人と一緒になるために私に…

新古事記物語の第二弾です。 　古事記の新解釈による縄文神話に次ぐ神話物語であります。縄文神話から千年の時が経ちました。弥生神話は大陸での戦争の影響が秋津洲にも及ぶようになり、混…

ありふれた恋の結末は、ありふれた悲劇と、ありふれた冤罪と、ありふれた裏切りによって形作られた 甘やかな恋の日々は憎悪へと変わり、無関心に変わり、忌避すべき存在へと成り果てる そ…

「――ニル・アドミラリ、今日限りで、お前をこの勇者パーティーから追放する！」 「おっけー！　じゃあな！」 勇者から追放を言い渡された主人公ニルだが、ショックを受けた様子はまった…

これは継承される復讐と呪詛の物語。 以下、第29回スニーカー大賞（後期）用のあらすじ 　マーズ帝国の北部戦域の外れで貧しい生活を送るアルタは育ての親のウルダと暮らしていた。あ…

初めて好きが溢れてどうしようもないそんな恋。 初めて苦しいほど息ができないそんな恋。 初めてその人に会いたくて、会いたくて、夢でも会いたいと思うそんな恋。 心を込めて本当に…

詩集『恥晒しポエジー或いはサイバー灯籠流し』収録の340篇から自選した悲劇と喜劇を交互にお届けします（書き下ろしあり）。鬱屈しすぎておかしくなっちゃった人の生(なま)の感情です。…

小さい頃から悲惨な不幸を引き寄せる体質を持った引きこもりの男子高校生：国見零（くにみ　れい）の元に破天荒な女子高校生：一条天音（いちじょう　あまね）が押しかけてくる。零の部屋の扉…

バッドエンドです。

　セラフィータ・デッラ・マゼッティは聖王国の貴族子女が通う学院を優秀な成績で卒業した才媛、伯爵令嬢である。 　だが足が不自由という瑕疵のせいで社交界に居場所がなく、専ら学生時代の…

劇団焼肉定食は高名な演出家を招いて演技指導を受けていたが、暗雲が立ち込める。

『荷物運び』の少年レリックと『振り子使い』の少女フローのふたりからなるパーティー『落穂拾い』は、ダンジョンの失せ物探しを生業としている。 冒険者たちの依頼を受け、彼らが迷宮に落…

「疫病神」と呼ばれる少年は、春から始まる高校生活を上手く乗り切ろうと意気込んでいた。 そしてその決意はいとも簡単に六つの災厄によって打ち砕かれる。 テロリスト、人殺し、自殺霊、聖…