倭人王　豊玉之男(とよたまのお)　秋津洲篇～千年の目覚め

新古事記物語の第二弾です。

　古事記の新解釈による縄文神話に次ぐ神話物語であります。縄文神話から千年の時が経ちました。弥生神話は大陸での戦争の影響が秋津洲にも及ぶようになり、混乱する国内をいかにして立て直していくかが、テーマであります。
　縄文神話は、古事記草創時代の神世(かみよ)五代目の天常立神(あめのとこたちのかみ)から十一代目のオモダルの神・アヤカシコネの神までの物語でありました。弥生神話では、いよいよ、イザナギの神・イザナミの神が登場いたしますが、その前に、謎の高木神(たかきのかみ)が現れます。高木神は、造化三神の一人、タカミムスビの神とも称され、混乱する秋津洲(あきつしま)を救い、新しい秋津洲(あきつしま)の千年を築いた神です。後に天照大御神(あまてらすおおみかみ)の後見にもなり…続きを読む