第4話 千年の呪い
「あめのみなかぬしの神に申す。願わくは、わが千年の祈り、最後の壺とともに母神、
続いて、金拆神は、
「
と言うなり、剣の
だが、
「
「ヒカネ千年の子、
炎の言葉が勢いを増して光放たれると、
ここに
この
「この剣もまた、千年の眠りから覚めるのであろうか。」
との思いから、ここは
「われ、千年の時を経て、「緋の剣」にまつわる一族の荒魂を、ここに解き放たん。わが祖神、
と言うなり、
「うぁっはっ、はっ、はっ。」
突然、黒雲の中から轟の叫び声が高天原を震わせた。
「ようやく、広々とした世界に舞い戻ることが出来たわ。しかも、あのヒカネが血筋の末裔まつえい、
「うぬっ、妖しき物の怪よ。堂々と姿かたちを現して、われの前に現れよ。それとも、再び、千年の暗闇に封じ込められるを望むか。いざ、どちらを選ぶか、返答をいたすべし。」
「なにを
すると
「われ、秋津洲の御しるし、
さすがに、
「
そう言い残して、ヒサグジとホウ、タマツミの魂は黒雲と共に、姿を消してしまった。
「これが、ヒサグジが言い残した、わが一族の宿命であるのか。ならば、
「名をば
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