概要
8/28 コミカライズ3巻発売!
『荷物運び』の少年レリックと『振り子使い』の少女フローのふたりからなるパーティー『落穂拾い』は、ダンジョンの失せ物探しを生業としている。
冒険者たちの依頼を受け、彼らが迷宮に落としてきた、或いはやむなく置いてきたものを、持ち主の元へ返すのだ。
いかに深層であろうとも潜っていく。
いかに凶暴な魔物が蔓延っていようと掻い潜っていく。
いかに凶悪な罠もすり抜けていく。
いかに小さなものであっても見逃さない。
いかに曰く付きであろうと関係ない。
彼らは必ず探しだす。
そう、必ず。
その過程でいかな悲劇や喜劇が起きようとも。
失せ物とともに、失せ物にまつわるものを暴く。
そんな彼らにはもうひとつの顔があった。
冒険者ギルド直属の秘匿監査員たる特級冒険者。
冒険者たちの悪事と犯罪を取り締まる、特
冒険者たちの依頼を受け、彼らが迷宮に落としてきた、或いはやむなく置いてきたものを、持ち主の元へ返すのだ。
いかに深層であろうとも潜っていく。
いかに凶暴な魔物が蔓延っていようと掻い潜っていく。
いかに凶悪な罠もすり抜けていく。
いかに小さなものであっても見逃さない。
いかに曰く付きであろうと関係ない。
彼らは必ず探しだす。
そう、必ず。
その過程でいかな悲劇や喜劇が起きようとも。
失せ物とともに、失せ物にまつわるものを暴く。
そんな彼らにはもうひとつの顔があった。
冒険者ギルド直属の秘匿監査員たる特級冒険者。
冒険者たちの悪事と犯罪を取り締まる、特
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!流行と個性の狭間の試行錯誤
作者様は電撃文庫などで作品を出版されていた、ガチガチのプロの方です。
文字通りのプロレベルに練り上げられた世界観、魅力的なキャラクター設定、洒落た言い回しなど、優れた点は多々ありますが、私が着目したいのは、いわゆる「流行り」と「個性」の融合を試みているという点です。
作者様はいわゆるダークファンタジーを得意とされていますが、昨今の流行りは「異世界転生無双もの」に代表される、さっぱりとした軽く読める話で、長く重厚な言い回しや設定はむしろ敬遠される向きにあります。
ですが、本作品は得意とする部分を生かしながらも、読みやすさ、軽快さ、分かり易さを重点に置いて書かれているように思います。
更新頻…続きを読む - ★★★ Excellent!!!プロの犯行
電源文庫で連載していたガチのプロ作家による一作。
あらすじだけ読むと「なんだ。よくあるダンジョンもの、冒険者ものか」とスルーされてしまうかもしれませんが、それではあまりにもったいない。
まだ三話が終盤に差し掛かったところですが、クオリティの高さはすでに明白。少しずつ明らかにされるレリックとフローの事情、ちらつく過去の因縁とテンポよく話が進んで読み手を飽きさせません。作者らしいダークファンタジー要素もファンとしては嬉しいところ。
これ、本当に無料で読めていいんですか?
どう考えても商業並みにプロットや設定練り込んでますよね?
少なくとも手慰みにささっと書いたってレベルではないですよね……?