神に誘われて異世界転生してみた物の、良かったのか悪かったのか微妙ですが、概ね楽しく生きています。

運命のイタズラとはこういうことかと思うほど、タイトルと中身が合ってない（合ってる）


平凡なタイトルのこの作品を読み進めていくと、この小説をこれ以上表したタイトルは他にないと感じる


それなのに合ってないというのは、ただただワイのエゴが原因に他ならない






ワイはスローライフ物が好きや

なぜか気づいたら世界中を旅したり王族と仲良くしない、本当にひっそりと暮らすガチのスローライフが好きなんや


ワイは物作り系が好きや

とりあえず魔法でなんでも産み出したりするのではなく、魔法使ったとしてもしっかりと製作する過程が分かるガチな物作りが好きなんや


こんな好きな物×好きな物、料理…続きを読む

不幸スタートで物語が進んで行くようにみえて、主人公が前世の努力で得た知識と行動力と非常識で不幸を爽快にブッパして行く。
鍛冶、生産系のリアル重視の話が好きな人ならハマります。

プロローグと一章は不幸のどん底スタートで、山場はあるものの
盛り上がるような展開や行動は特にない為諦めてしまう方がいるかもしれませんが、
そこを抜けて二章になると面白くなっていきます。作者の書きたいものが見えてきます。
四章でようやく人間らしい生活とやり取りができるようになるので
ここからがスタートといったところ。会話シーンもだいぶ面白くなりますしイラっとする所も激減していきます。

「⚫︎⚫︎になってしまうのであった……なんてこともなく」と、妙に変化をつけてきて
ズコーってなったり、ざまぁはすっきりしづらい部分もあって悶々としますが、これも他にはないこの作品の味だなと思います。

しっかりとした作品で説得感のある流れになっています。
その分、チートで無双するといったジェットコースター的な速さがないため、人によってはテンポが悪く感じるかもしれません。
※文章の作り方的に気にならないと思いますが、５分の切り抜き動画でも長いと思う人には合わないかも。

主人公のためだけに存在しているようなゲームのNPC的人間がいないところもストレスがなく読めます。
※ここも人によってはいた方が良いという方もいると思います(*ﾉωﾉ)




書籍化する場合は、都市で独り立ちをメインにして、巻末に過去編とかが受けそうかも？

読むとニヤニヤしてしまう……

異世界転生モノで今の所（115）社会派ざまぁモノかな。
氷河期世代と現在社会を投影してしまうかもしれない。
字面でいくと結構な幼児虐待ではじまるんだけど、
現代日本社会と同程度でしかなくて感情はハナホジで受け入れてたかな。
対象読者は超氷河期世代の男性かな。
他の人には刺さるところの少ない作品かもしれない。

迫りくる死に向かって藻掻きながらもありとあらゆる知識を蓄えた少年の物語。
転生した先での境遇には中途半端もなく厳しいものでスマホ越しという安全地帯で読んでいてもハラハラ。
少々の気になる点もあるかもですが、そこは華麗にスルーしてほしい。