通りがかり

迫りくる死に向かって藻掻きながらもありとあらゆる知識を蓄えた少年の物語。 転生した先での境遇には中途半端もなく厳しいものでスマホ越しという安全地帯で読んでいてもハラハラ。 少々の気…続きを読む

タイトル通りなんですが、これだけではページ数が足りないので他の作品とともにあわせ技で短編集あるいは、掌編小説として出版できると思う。 普通に読んでいてホッとする物語や偶然からの人…続きを読む

いわゆる「従来の」という書き出しを書かないといけない小説です。 登場人物の誰が喋ってるかを考える必要がない。 センテンスが短いので電車の中で読んでいて、目を離しても大丈夫。 …続きを読む

猫シリーズと勝手にサブタイトルを付けたい作品でして、これを読んで（ふと）気になる猫がいれば、ちゃんと用意されているという猫シリーズの集大成みたいなモノです。 オンナというか魔女の…続きを読む

もしかしたら現実の4歳児がAIだったら。 いえ、AIが4歳児に潜んでいて、脳細胞を操る練習をしてたら この物語がトレースしているんじゃないかと。 まだまだ序盤。目が話せない物語で…続きを読む

登場人物が少なめなのは、昨今の流行りかもしれないけれど、 その少なめな人物の心の片隅や少ないセリフを埋める膨大（大袈裟？）な情景や心象の流れが単純なセリフの別の一面を描写している。…続きを読む

登場人物の数を最小限にしてモンスターをテイムしてダンジョンを掘りまくるんですが、現代人気質（？）とでも言うのかな、そのへんがある。 他人との干渉を避けてとかね。とりあえずイエスマン…続きを読む

元剣聖ということでものすごく強いのに「スケルトン＝骨」の自虐ネタ連発で楽しめます。 そしてテイマーの方は、強くなる機会を貰えなかったので底辺をウロウロしてたけどスケルトンをテイム出…続きを読む

AIとはいえ、人間が書いたプログラムですから、プログラマのシナリオに従ってる。そして、それを捻じ曲げるのがAIを操るユーザーってやつで、いうならばクライアントね。 クライアントが気…続きを読む

作品情報を読んでいただくとわかるようにストランジェに嫁いだフランシアの娘テルルを中心に据えた物語です。 ヨイところは、登場人物の描写が明確で無理なく読める。文体に無理がないし魔法モ…続きを読む

何度も転生を繰り返す主人公と転生のたびに現れる登場人物の名前、当然ながら時間の経過も含まれるわけで中置半端な描き方では破綻を招いても不思議ではない。転生後の人物表示も平坦な人生であ…続きを読む

まず、タイトルの通り継母に転生ってのが、そこいらへんのファンタジーにはない設定でして非常にユニークです。 そして昔の格言（？）に「行間を読む」とかいうフレーズがあるのですが、登場人…続きを読む

名前の付け方がかなりいい加減な感じがするけれど、それでも読み進めるには何ら支障がなく登場人物なりの名前になってるので無理がない。 そして1話あたりの文章量が東京都内の地下鉄やら電車…続きを読む

クラス転移と元の世界に戻れるという組み合わせで物語が展開されるが、異世界だけでなく元の世界でも物語が展開されるあたりが異色であり、作者の技量が試されてるんじゃないかと思う。 まだま…続きを読む

これがラブコメなのかと思いつつ、ちょっとだけ読んだ。 だがラブコメの要素は少ない。あるのかな？ 登場人物（？）は、エルフと悩める人たちで始まり、後に理子が加わる。 「バームクーヘ…続きを読む

ありきたりな展開というか、そういう方法（なにが？）もあったのかと唸らされるので金字塔寸前的作品です。たぶん、この話を上回る金字塔を次々と建てていくはずだから寸前。 ですが、これがな…続きを読む

このレビューをご覧の方で落語を聴いたことがある方は居るだろうか。シンプルな着流しを着て座布団に座り、言葉だけで聴衆を操って別世界へ飛んでいく芸が落語なんです。 「食を制する（胃袋を…続きを読む

しかも、黒猫ですよ？ 所々に出てくる黒豹とかライオンとの健全な絡みシーンなんてのは絶品です。そしてお食事シーンもオススメ。池波正太郎の剣客商売でも作者の嗜好が強く出ていましたが、可…続きを読む

リアルワールドで女勇者を拾うなんてまずありえない。そして女勇者との日常とは何かってあたりがリアルワールドにおける夫婦の有り様と実はそれほど変わらない。語り口も日常系とかけ離れている…続きを読む

それは二人にとって目をそらせることもできない壮烈な戦闘シーンが半分、残りの1/4は生きていることを確かめ合う二人。僅かな残りの部分に、この世界の人達の生き方が短い文章の中に丁寧に描…続きを読む

取っ掛かりの部分は、ヒーローのスキルやキモチの有り様を説明するためのもので辛いかもしれない。 だけど、その先には大空を駆けるカモメのような（雀ではない）、ともに戦うバディとともにダ…続きを読む