無理ゲーに見える10Kbのメモリー上に展開されたAIとともに1999年から2026年に向かって世界を書き換えていく男の前に立ち塞がる困難を歯切れのよい文体で展開されていきます。ちなみに10Kbでもハンドアセンブラを駆使すればできないこともないかもなので不思議ではないと思う。
知らない単語の羅列にワクワクするタイプの人類なのですが、続々と繰り出されるネットインフラの単語、PCのハードウェア改造描写に脳みそが喜んでいます。無双と言いつつもまだ社会的・肉体的には13歳であること、軍資金は祖母から借りたお金であること、そんなひりつきと大人目線でのノスタルジアが混ざり合い、独特の読み味を生んでいるな〜とSFミリ知らとして感じました。