「真ん中」を含む小説

―――バスケ部エースの彼が廊下の真ん中で立ち止まっていた。 正反対の私たちは、どこまで一緒に歩いていけるだろう。

　ある朝『私』が目覚めると、自分というものを喪失していた。 　そこは広い広い大草原、の真ん中に建つオフィスビル。『私』の知る現代とは違う場所、かけ離れた光景。そこにずっと住んでい…

交叉点で出現した飛来外来種との交戦に巻き込まれた、通りすがりのリーマンやＯＬたちの一部始終と。首都東京のど真ん中で、種の存続をかけて抗う碎王率いるチーム、シーラがノリと勢いと鋼鉄…

　華やかな結婚式、新たな門出を祝う人々。 スライド写真の真ん中はいつも兄だった。

小さい頃に両親を亡くして東京のまん真ん中　千代田区平河町で荒物屋を営む“じーちゃん”と二人暮らしをする元気いっぱいの女子高校生『荒井或美』の切ない恋模様。

20XX年の夏。 24時間の物語。 広告代理店の新入社員である松山はとあるプロジェクトの5度目のプレゼンに臨み、 クライアントから解決不可能と思えるオーダーを突きつけられる。 …

「ねぇシスター。世界を救った英雄のお話、聞かせて？」 無邪気な声に、シスターは語り始める。 世界の真ん中にそびえる『塔』に纏わる物語を。 一つの罪から生まれた自動人形。 一人…

文房具なんかのデザイン関係の就職を目指しているわたしだけれども、面接企業で訊かれるのは、「二次元のかわいい女の子、描けないの？」って質問ばかり。 ああ、疲れる。 渋谷のど真ん中で…

書きたいことを書きたいように書くだけ。 物語でも詩でも歌でも、名前の付かないそんな何か。 ＜※詩ともいえないギリギリ言葉になる何か＞

　なぜ廃屋の写真を撮るようになったのか、と聞かれれば、別に廃屋の写真じゃなくてもよかった、ということになると思う。 　三つ編みダサ眼鏡の万年委員長のわたしは高校入学を期に心機一…

宇宙のどこかにある、双子の惑星。時に大地と大地が向かい合うほど接近する両惑星には、それぞれ似たような生物が生息し、似たような人類が似たような文明を発展させていた。空の先にある異世…

第３回小学館ジュニア文庫小説賞・第２次選考通過作品。 ※これは、昔のヨーロッパで実際に行われていた動物の裁判を描いたお話です。（賞に応募した内容に若干の加筆修正あり） ＜あら…

　道の真ん中に、長ネギが落ちていた。 　最近は何が起きても不思議じゃないし、そんなこともあるんだろう。 　さて、晩飯の食材を買いに行こうか。 　今夜は、何を食べようかな。

「俺のどこを見て女だと言っているんだ！」 「どう見たって女の子でしょう？　寝ぼけてるの？」 -------- 主人公のミノルはごく普通の男子高校生。 うっかり居眠りし、目を覚…

古代の魔法を司る「証」は少年に継がれた 継がれた「証」を巡る本格ファンタジー 生命に満ち溢れた大陸リグニール かつては人、獣、エルフ、様々な種族が暮らしていた豊かな土地・・・ …

先輩が卒業してからというもの、祐也にとっての下校時間は、先輩と会うためだけに存在していた。 橋の真ん中で、たったの三分。 寂しげな夏の夕暮れにも、真っ暗な冬の夜にも、祐也が勇気を…

私の友人が見た夢をそのまま書いてみました。 「現代社会に嫌気がさした」主人公、シェバは自分を売って新たな人生を手に入れます。自分を買った好みど真ん中の主とのたった一週間のお話。…

人々のいろいろな思いが錯綜し、住居表示を決められないでいる空白の土地がなんと東京のど真ん中、銀座、新橋、有楽町に囲まれたところにあった。

東京・練馬区。 住宅街のド真ん中の公園に 大きな池がある。 さまざまな鳥や昆虫や魚がいて 23区とは思えないほどの 「自然」に触れることもできる。 しかし、その池には ワニ…

　母親の自殺がトラウマになっているコウは、彼女の雪野ちあに依存していた。ちあとのセックス、ふれあいでトラウマをごまかす毎日。 　対するちあもまた困っていた。正直……セックスがあま…