花の都の動物裁判

作者 名月明(アキラ)

40

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★★★ Excellent!!!

ディープな用語解説などでかなり勉強になります。

一方で、ダルタニャンが出てきたり、主人公のシャサネンがたよりないなど、キャラクターがとてもいきいきとしています。

動物裁判が本当にあったなんて、夢のようなことですが、本当にあったことなんですね。

たのしい作品ですので、ぜひ、続編を期待しております。

★★★ Excellent!!!

中世ヨーロッパで実際に繰り広げられた『動物裁判』を題材にした小説です。
人間に危害を加えた獣害に対しても、一方的に駆除するのではなく大真面目に裁判を開くという、嘘のようで本当にあった出来事。
犬やネズミを法廷に立たせ、原告と弁護士が喧々諤々の論戦を始めるという、シュールな展開がめちゃくちゃ面白いです。

また、舞台背景の説得力も秀逸です。
花の都パリとは名ばかりの、不衛生だった町並みや世俗が克明に書き込まれ、作者様の丹念な取材力が冴え渡ります。
そんな町だからこそ動物が跋扈し、人間とトラブルを起こしやすい……という下地があるわけです。

連作短編という形式で、2つの裁判を扱っていますが、主人公の動物弁護士と助手はまだまだ健在。
今後いくらでも続編を書くことが出来るでしょう。

某社の新人賞で惜しくも三次選考落選(最終選考手前!)という結果が悔やまれます。

この作者様は他にも、最終選考候補まで残った力作も擁しており、そこら辺のアマチュアとは比べ物にならない確かな実力を持っています。
このような書き手が脚光を浴び、羽ばたいてくれることを切に願います。

★★★ Excellent!!!

扱ってるテーマが珍しくて面白い。それに本編ももちろんですが、各話の最後の豆知識集が楽しいですね。私もヨーロッパの話を書いてみたくなります。

ルイ14世やダルタニャンなんかが出てくるのもニヤリとさせられて、そこも良かったです。カルチェ・ラタンとは一味違うフランスを楽しめました!

★★★ Excellent!!!

をもとにした小説です。
動物裁判というパリを舞台にした歴史小説兼児童小説です。
まるでメルヘンのような内容ですが、ディープな解説を読むとその出来事が本当にあったことなのだとわかります。
まさに、作者さんの知識量が半端でないことがわかる小説ですね。

主人公のシャサネンは愛すべきヘタレです。ですが、裁判のときはびしっ、と決める。頼りになるのかならないのか、不思議な主人公。
ヒロインのマリーを助手にして動物たちを助けます。

歴史にこんな一幕があった、そんなことを面白おかしく気づかせてくれる、そんな小説です。

★★★ Excellent!!!

 フランス史の史実にのっとったお話で、時代背景や世界観なども書かれていてとても面白いです。
 児童小説ということもあり、わかりやすく楽しく描かれています。

 さあ、13歳の天才弁護士と助手になったお姫様マリーがどんな活躍をするのか、ぜひ読んでみてください。