「ホラー 和風」を含む小説

高校一年生の鈿女彩葉（うずめいろは）は、上京して一人暮らしをする苦労人JK。彩葉はある日、高校二年生の完璧美青年、稲荷朝香（いなりあさか）先輩に呼び出される。一体学園一のイケメン…

山奥に位置する川走村には水神様の言い伝えがあった。 嵐の日に川に入ってはいけない。漁をする前に祈らなければならない。 ──水神様の怒りに触れてはならない。 その水神様が突然、…

神代から続く、欅を御神木と仰ぐ大槻家の長男、冬樹が死んだ。「樹の影に食われた」と珠子の祖母で当主の栄は言う。影が人を食うとは何なのか。一人取り残された珠子は戸惑い、恐れた……。

主人公の職業はカメラマン兼雑誌記者。なまいきだけど有能な新人君を連れて、いざ「フツウ村」の不思議な古民家へと取材開始！　……と、はりきる主人公だったが、古民家の外装を見上げたとた…

＊主なあらすじ＊ 幼い頃から剣道に慣れ親しんできた高校一年生の星南奏人と、同級生の剣道仲間である三上菜奈。 ある日突然、不気味な鈴の音を耳にするようになる。 その鈴の音は二人…

サークルの仲間たちと行った旅行先で、僕たちは"人喰い桜の伝説"の噂を聞きました。 僕たちは軽い気持ちで肝試しをしてしまったんです。 これは僕たちと呪われた桜、その顛末のお話です。

その村には、本来与えられた名前とは別に通り名が存在し、それを御錦村（おにしきむら）と言った。 しかし、御錦村の本当の名前を知る者は少ない。 夏休みのある日、その御錦村で、自由研…

神霊が見える女性、志村あや子は「店の守り神」を自称する女の子の幽霊、てまりとともに祖母から受け継いだ駄菓子屋「やまぐれ商店」を営んでいた。 幼い頃にいじめられて以降その能力をひた…

｢光華諸学院に転校しろ。｣ 立場的には、ぼくの義父なのだろうが無茶を言ってくれる。光華？ 諸学院とはなんぞ？ ｢大丈夫だ！ 行けばすべてわかるようになっている。かわいい女の子…

1996年　６月　雨が強く降る日々 高校生の水無優也はいなくなってしまった幼馴染の白崎紫を助けるため、「紫陽花屋敷」へ1人で向かう。 紫陽花屋敷━━古い日本家屋で誰も寄りつかない…

　帝都、東京。元号は大正となり、次第に異国との戦禍の気配が近づいてきている。東京帝国大学で精神医学を学んでいる俺は、現在私宅監置の資料を取り纏めている。私宅監置とは、江戸頃まで遡…

　暗闇市の掟は二つ。 　一つ。一人につき、提灯一つ。それ以上灯りを大きくしてはいけない。明るくなってしまっては、暗闇市は暗闇市たり得ないから。 　一つ。売られている物を無闇に…

時代は明治中期。 商家の次男「浦田菫路」の元に寄せられる、数々の怪事件。 彼の生まれ持った特異性と、生家に纏わる因縁が織りなす和風創作ファンタジーです。 ✦✦✦✦✦ いつか漫画…

ラフカディオ・ハーン先生の "Kwaidan: Stories and Studies of Strange Things" から、雪女のエピソードを新訳しました。エキスパンデッ…

ある晴れた日にお参りに行くと、参道のすぐそばに一輪の菫《すみれ》が咲いておりました。 その数日後、私が見た夢は…… 純文学みたいな童話のつもりで書きましたが、何故かホラーになり…

　時は江戸時代、三代将軍家光の治世。夜毎人を襲う【亡者】が徘徊していた。 　山奥のある社に住む、姫宮と呼ばれる巫女がふたり。彼女たちは代償と引き換えに神の力をふるう存在だったーー…

ある日、出雲郷 扇は実父の手記を見つける。 最後の頁には──美しいものへと、安易に手を伸ばすな──という一文が記されていた。そしてその頁には、古びた一枚の写真も挟まれていたのだ。…

普通の日常をこよなく愛す高校1年生・七条和臣。 ある日和臣は、真夜中の公園で、学年一の美少女・水瀬葉月が妖怪退治をしているところを目撃してしまった。 いつもの日常の裏に存在した、…

あの家は昔から怪物を飼っている。 怪物はうつくしい少女の姿をしている。 怪物は友だちの言うことをきく。 怪物と友だちはいつまでも仲良し。 この世の果てまで二人きり。

邪気を食べる祟り神と、式神の器にされた娘の話。 ダーク和風ファンタジー異類婚姻譚です。 ニ万字程度の短編。 テーマは蛆虫とメンヘラ（？） ホラーラブ、ロマンティックホラーを目指…