「見えるだけ」を含む小説

【80PVありがとうございます！】 大学入学を控えた久遠伊織は、忙しい合間を縫って山を登り一つの祠を訪れていた。 その祠へ足を運ぶと一匹の子ぎつねが姿を見せる。 この子ぎつねと出…

記憶な曖昧な中一つの部屋に居た。そこはただの部屋ではない。風呂場だった。 照明が付きすりガラス越しに見える着替え。確実に女子であることが分かるが身動きも声すら出せない。 そんな中…

「子供の権利、人権の尊重」を主張するため、フリースクールで働きながら、少年達と共に社会（国）と戦っていた真澄。恋人だった碇刑事に逮捕される。 少年達を守るために罪を背負うと懲役刑…

ある日、異世界転移したナオヤ。 転移した人間がまず最初に訪れる「組合」で、ナオヤは意地悪く質問を受ける。 ――お前、俺の頭のうえになにか見えるか？ せっかく異世界転移したのに、…

　静かな住宅街に暮らす古希を迎えた佐藤凛。 　孫の翔太を溺愛する普通のおばあちゃんに見えるが、その過去には誰も知らない秘密が隠されていた。 　平穏な日々は、孫の翔太が突如誘拐さ…

斎藤修二はどこにでもいるサラリーマンだ。 大学の経済学部を出た後にはそのまま故郷の比較的優良企業に勤め、もう三十も近くになるが女性との出会いもなく、日々変わらない業務をこなす日々…

　 　全ての人間は必ず魔力を持っている。 　そんな世界で『魔力０』のゴミとして生まれたオルトは、両親や周囲の者からも見限られ、故郷を追い出されてしまった。 　 　外の世界で生き…

“人間の世界”と“魔族や魔獣が住む世界”の境界の地に、ジルネフィという美しい姿をした魔術師が住んでいる。顔や体つきもそうだが、ジルネフィの中でもっとも目を引くのは虹のようなプレイ…

壊れた夫婦関係を修復もせず、無関心でいた夫のところに何年も会っていなかった息子が現れる。 それを転機に、夫婦の運命はあの夏の日へと戻って行く。

ルーメン王国の王子ソルが城での暮らしが嫌になり家出をすると、同じように家出してきたウンブラ族の少年ソルと出会う。名前も見た目もそっくりな2人。お互いを「ルーメン」「ウンブラ」と呼…

その羽から落ちる鱗粉は幸せの粉。 蝶が吸う蜜は幸せのオーラ。 蝶は別名「夢見鳥」 まるで夢のような幸せにとまり、飛び立ってしまえば夢は儚く散ってしまう。

オタクの倉田菊男（くらた　きくお）とヤンキーの木南弥伊子（きなん　やいこ）は幼馴染み同士。正反対に見えるピュアな二人のラブコメディ。

　空気を読む…場の雰囲気から状況を推察する。特に、その場で自分が何をすべきか、すべきでないかや、または相手にしてほしいかを憶測して判断する。 それは誰だって一度は聞いたことがある…

一見普通のOLに見えるあやか。子供の頃は病弱で、高校時代には薬で回復していた。だけど就職してからあまりたたないうちに入院して亡くなってしまう。しかし、「幸い」彼女は再び「生き返っ…

無気力を絵にかいたような少年:久遠徹には、とある秘密がある。 ふと海を覗いてみると、幽霊のような手がふよふよと浮かんでいるのが見えるのだ。

私は車を走らせていた。ただ、無心で、今日彼女が口にしたとびっきりのニュースを思い出さないように。 そうして私はある草原につく。 星が綺麗に見える場所。そんな場所で私は柄にもなく物…

きみだからこそ、あの思いは話せたんだ。 気象予報士を目指し日々挑戦を続ける「みりね」と挑戦を忘れモノトーンな生活を送る「すみ」 あの丘の上で、ずっと隠されていた話せない思いが明か…

2021年8月10日生まれ。女の子。 首元に痣があること以外はいたって平凡の赤ん坊である。 名前は■■。時折、泣きながら笑って見える時がある。 目元が母に似ている。

「綺麗……」 　隣から吐息がこぼれた。 　目の前に浮かぶ『星』はさながらガラス細工、触れたら壊れてしまいそうなほど薄く、繊細で、儚い輝きを放ち、事務所の中を照らしている。僕らが暮…