碇くんと私

「子供の権利、人権の尊重」を主張するため、フリースクールで働きながら、少年達と共に社会（国）と戦っていた真澄。恋人だった碇刑事に逮捕される。
少年達を守るために罪を背負うと懲役刑が科せられた。
その間に自分の家族を持つ可能性が潰れてしまった真澄は、懲役刑を終えると、引きニートになる。
親が生きている頃は子供部屋オバサンという自分の情けなさ。

両親の介護が終わって一人になる真澄。これはいよいよと思い、支援を利用して仕事につく。
そこで壮絶な家庭環境を抱える、碇主任に出会うのだ。
最初は碇主任と衝突することの多かった真澄だが、あるきっかけで碇主任の事情を知ることになる。

やがて、仕事をするなかで進行しはじめた認知症に自身で気付き、介護施設に入所することになった。そこには碇家に入婿した介護福祉…続きを読む