「民族もの」を含む小説

　この世界には大海により隔たれた大陸が三つあった。 　ひとつは、日々、モンスターの侵攻におびえながらも必死にニンゲンたちが戦い続ける、世界の西の辺境：ポルト＝ペイン。 　ひとつ…

跡取りとして育てられた領主の娘、ロートラウトと流れ者の異民族タマラの甘酸っぱい交友を書きます。 百合路線で行きたい！と思いつつも、前置き設定がながい( ´_ゝ`) 貴族など細…

召喚士の存在する世界。 フルートリー帝国は召喚士の力を使い、他国を侵略することに躍起だった。 年齢、身分、民族、信条が違う彼らは何を求め、何を失い、戦場に身を置くのか――。

　時は2030年、アベ第三次内閣の際に、ウラジミール・プーチネが大統領選に出馬し、四度目の再選を果たしてロシア大統領に就任する。しかし、以前より求心力が衰えているプーチネ氏の周り…

亡き婚約者を想い続けて独りで生きる娘と、そんな彼女を一途に想い続ける男の、十年ごしの恋の行方。厳しい荒野で遊牧生活を送る〈荒地の民〉の生活を背景に描く、異世界ラブロマンスです。

　アールヴとスヴァルト、異なる人種が泥沼の抗争を続ける嘆きと退廃のグラオヴァルト法国。 　弾圧されしアールヴの尊厳のため、盗賊達が反乱を引き起こす。 　北欧神話を下地にした東…

　1943年7月5日、ヒトラーは「城塞」作戦を発動した。独ソ両軍合わせて1000両を越える戦車が、クルスクを中心とするロシア中部の平原に入り乱れた。ドイツ軍が決戦場に選んだクルス…

東オルガン市警に勤務するヴィンセント＝エバンズ巡査は、自分の担当区域の娼婦たちが姿を消すことに疑問を持っていた。 行方不明になった彼女たちは、身体の一部に薔薇の刺青がある女性たち…

襄陽《じょうよう》は水陸の交通の要だ。 戦乱の世が訪れるたび、必ず争いの的となる。 こたび、ここで語るのも、襄陽を巡る宋国と金国の戦の記録である。 主人公の名は、趙萬年《ちょ…

大津波で両親を亡くし、ＳＭ撮影で死んだＡＶ嬢の弟だ、とのいじめを苦に藤原恵人は中学入学式の前日に自殺をする。霊となった恵人は自殺を止めようとした先輩霊の沢口光司に身勝手な行動を叱…

架空の世界の遊牧騎馬民族の民話です。 年頃になった三人の息子たちに、お父さんはお嫁さんを探しに行くようにと言い渡します。息子たちは、馬と一緒に遠くの国までお嫁さんを探しに行きま…

表参道を歩いていた俺は突っ込んでくるトラックのヘッドライトを浴びた瞬間変なところに飛ばされた！右も左も言葉もわからない中で金髪碧眼の美女とごついおっさんに助けられ、連れてこられた…

門とは元来より境界を表す。 あちらとこちら。内と外。 内より旅立つものはこれからの激動と希望を。 外より帰り着く者は懐かしの安心と平穏を。 この門に願って通り過ぎる。 そう…

「ギルガメシュ叙事詩」およびそのもとになったシュメールの伝説をもとに、シュメールの英雄ビルガメシュと神々の戦いを描きました。ゾロアスター教の原型となったイラン高原の人々、アブラハ…

山に囲まれたノーヤチケカ王国領には異民族の侵攻や魔物の接蝕から城下を護る三本指の勇士とたたえられる武士《もののふ》がおりました。 ▼メトセキ……勇士のひとり。さざにゃみ使い。水…

わしが賈似道(かじどう)だ。南宋の後期、理宗・度宗・恭帝と三代の皇帝に仕え、紛れもなく権勢をふるった。だから権臣とよばれても文句はない。だが、奸臣だ、売国奴だといわれれば、異議が…

　とある時代の地中海。 　南の連合フィリスティアはあらゆる理由で人を集め、連合の利益のために戦う兵士を育った。中には泥棒、戦士、学者、貴族、農民、そして乞食もいる。 　少年、…

初の異世界ファンタジー。 ひょんなことから、異世界「松の国」に紛れ込んでしまった杉三たち。 そこは、文字も鉄も、車輪もない、ほとんど文明化されていない場所だった。 そして、文明を…

異世界。 それは誰かが見た光。 皆に見せたい希望。 異世界。 それは届かない場所。 幸せのあるはずの場所。 謎の光に包まれ、 誘拐され、 ゲーム中に意識を失い、 古井戸に落ち、…

己のルーツを突然知ることとなった青年タダカツ。彼はかつて突然姿を消した戦闘民族サムライの落し子だったのだ。幼い頃から剣闘士として闘技場の中で育ったタダカツは、己のルーツを探す旅に…