「現代 文学」を含む小説

因果応報は、因果と応報が同値でないと成立しない。それに偏りがあると、逆に応報される。それが人間の性質であり、浅はかさであり、ただただ憐れなのだ。 追記(2023/11/23):…

陽くんの部屋で半同棲状態になってから、いろいろおかしくなった気がする。 第22回「女による女のためのR-18文学賞」一次選考通過作品

ちょっとした非日常と、大正文学テイストのオチあり小話です。現代なのに古臭い、そんな雰囲気を目指して書きました。 落語や講談、そういうぱっと読める一作です。

彼は高校生にして、無類のコーヒー好きである。 彼は、定期的に突拍子もなく、上質なコーヒーが飲みたくなる時がある。 そんな彼が、偶然見つけた「珈琲店・ポーズ」という店で、コーヒーを…

独立して読める掌編〜短編小説集。 主にエブリデイマジック、ライトSF、ハイファンタジー、ヒューマンドラマなど。

【ふたりの親愛はピアノの連弾のように奏でられた。いざもう一人の弾き手を失うと、幸福の音色も、物足りない、隙間だらけのわびしさばかり残ってしまう。】 ピアノの響く家には、ふたりの姉…

幼馴染の女性二人が皿を買いに行く物語。 ※この小説はフィクションです。

母親と大喧嘩をし、家を飛び出した葵（あおい）。 　両親と疎遠になって十五年経った。 　ある日、伯母からのメールが届く。母の具合が悪い、と。 　 　このままずっと絶縁状態でも構わ…

1000文字以下の短編小説。誰もが味わうあの苦い思い。主人公の『私』を中心に描く才能の世界は時に美しく、時に残忍。『この海の底まで』に続く、和田真央の完全新作。是非とも御一読くだ…

自分の不注意で弟を障害者にしてしまったという過ちを犯し、自らが背負うべきではない重荷を抱え込んでいた兄。この小説は、その心の葛藤を描いたものである。 兄は、自分が犯した重荷を背…

スズメの目刺しを食べる男、首をくくったまま喋る老婆、政治家に糞を落とす白いカラスたち、精神科医のロボット。この世界は、あまりにもおかしい。 現代社会を風刺した、コメディのような…

みどろと読みます。数年前に書いてノベプラにあげたやつです。人は窮地で一体どういう選択をするんだろう、という作品です。読みにくかったらすみません。また少年をいじめてしまいました

多感な思春期。夜の帳が下りるようにして、目を背けられない十人十色の現実が眼前に訪れる。 日常を静かに泳ぎ、賑やかな朝を迎えにゆく流星たちの物語です。 ※作品は全て二千文字以内です

※2023年1月の作品です。 読んでいただけると幸いです。 いいね、スキ、フォロー、シェア、コメント、サポート、支援などしていただけるととても嬉しいです。 これからも応援よろし…

生徒は卒業式を迎えたくないと夜空に願う。 翌日、学校に泊まろうと一人の男子がグループのメンバーを誘う。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 紹介文は書きながら、更新…

一話完結の短編になります。毎回主人公が違います。でも、少し繋がってたりします。

（更新未定） 現代日本/学生の私が彼に向ける感情について考察する

YO、兄弟。俺はこれを読んでくれてるお前を「兄弟」って呼ぶぜ、何たってこんなリアルを語れる相手を兄弟以外に何て呼べばいいんだ？　とにかく、俺は俺のリアルをここに描くよ、俺がいるの…

再開発工事が進む東京。その裏側で取り壊されてゆく渋谷の古い街。そして変わり果てた18年後の日本。異なる場所、時間、人を、クリスマスがつなぐ……。 大山ささらさん編集のアンソロジー…

真面目なところが欠点であり弱点で、いつも酒を飲み過ぎるジョー。 型枠解体業を営み、街を支配していると言っても過言ではないユゲ先輩。 飲み屋で働くものの、ほとんど店に座っているだけ…