「同題異話SR」を含む小説

「月が肥えていく間、このテラスで会いませんか？」 白く細い月が浮かんでいた夜、私と彼は出逢った。満月になるまでの間の期間限定のお茶会はおだやかに続いていたが、もうすぐ満月の日が…

ショコラティエの匠とピアニストの響子の、ほんの日常の一コマ。 お砂糖何匙？ ビター何パーセント？ 読者様の味見の声をお待ちしております。 シリーズはこちら。 「それでもこの…

香鳴祐人さまの自主企画「同題異話SR -Sep.- 『夕紅(ゆうくれない)とレモン味』」に参加させて頂きました。 今月もありがとうございます。 短歌(らしきもの)を詠んでみまし…

おっさんOLと犬系後輩のオフィスラブ➕バディものが始まりそうで始まらない話。 このお話の前日譚みたいなお話 ちっさいおっさん https://kakuyomu.jp/work…

「海が見たいな」その一言で、放課後、葉月と美久は海を目指した。こどもでいられる時間は、短いのだろうか。 ※同題異話SR -Sep.- 『夕紅とレモン味』の参加作品です。

片想い歴は2年と少し。想いが通じ合って3週間。 ちょっといい雰囲気になったところで、はじめてのキスを交わすふたり。 だけど、彼女は少しだけ微笑みを返して、呟いた。 「……レモンね…

少しだけ未来、檸檬は兄の優とのデートを終えて夕暮れの部屋に帰宅する。

企画、同題異話SRに投稿させてもらいました。杉ちゃん水穂のヨーロッパ滞在中のエピソードを、同題異話の題材に使いました。

　バイト仲間の山波さんがいつもくれる飴は、口の中がキューっとなるような、砂糖のサの字も感じられない、振りきった『レモン味』だった。 　彼女とは年もおなじでシフトがかさなることも…

香鳴裕人様主催の自主企画 同題異話SR -September-『夕紅とレモン味』参加作品となります。 　おはやくお帰り 　さもなくば 　こちらの世界へ 　連れて行ってあげようか

渓谷沿いの谷間に昔走っていたローカル線。 何年も前に廃止になった線路の草を刈りに、今年も俺はやってきた ……。

　2010年代の日本の住宅街をモデルにしたVR空間に、ハッキングで潜入して楽しんでいる少年。誰もいないと油断していた彼の目の前に、特殊なログインをしていた少女が現れる。 　香鳴…

プール帰りの志郎と翠。１歳差の二人はアイスを食べながら家路につきます。 二人の会話とその後の出来事とは？ 香鳴裕人さま自主企画「同題異話SR -Sep.- 『夕紅とレモン味』」…

ノンフィクションのようなフィクションのような――狭間を漂いながら、私はまた書き始めた。 『同題異話SR』詩集になります。連載中。

プラネタリウムの解説員、星歌は大好きな星空を写真におさめようと、とある夜、 丘のてっぺんに登ります。 そこで彼女が出会ったのは……？ 同題異話SR『一夜のキリトリ線』参加作品…

一つの夜。その夜とは、どこからどこまでを切り取って夜というのか――？ そんなあったかもしれないお話。さくっと何も考えずにお読みください。 香鳴裕人様の企画「同題異話SR -Au…

同題異話SR「一夜のキリトリセン」に参加するために書いたお話です。 「人との繋がり」みたいなものを書いてみました。大切だと思っても、忘れちゃうんですよね、こういうの。 一話完結に…

キリトリセンに沿って、チョキチョキと……。 ※本作は香鳴裕人さん主催の同題異話SR -Aug.- 『一夜のキリトリセン』参加作品です。

長い夜の終わりには切取線が用意されていた。 【シリーズ四作目】 同題異話「貧乏くじ男、東奔西走」第五話に登場 https://kakuyomu.jp/works/117735…

香鳴裕人様の自主企画　同題異話SR -Aug.-『一夜のキリトリセン』参加用です。 ある夜、奴の右頬に浮かんだキリトリセン、それをなぞってみたら……