「思い出」を含む小説

ここは人間に捨てられてしまったものの魂が集まる所 "カイバ図書館" 今日も魂たちのために扉が開かれる…

……忘れたいと思う記憶や思い出を消せるという不思議な珈琲の噂があった。 「なんで俺はこんなことをしなければならないのかね……」 これは忘れたい記憶を持つ人間に忘却という救いを…

　現状、私は困り果てている！ 　小説を読むのが好きな私と、アニメ好きでアニメの原作じゃない限り小説を読まない後輩しか、この文芸部にいないことに！ 　と、て、も、困り果てている…

西堂朱百合は九年振りに故郷へ戻ってきた。 大嫌いな海の見えるこの街に転校して、幼馴染との再会を経て、少しずつ人生をやり直そうとする。 だけど、些細な事でクラスメイトと距離をおいて…

70年代の東北の地方都市。7歳の光雄は、パチンコで大儲けした父親・博雄に連れられて、近所の喫茶店「風見鶏」を訪れた。店の中に一歩足を踏み入れると、肝っ玉だけど人情味のあるお店のマ…

手には母の残した旅程表。 これは、彼女の思い出をなぞる旅だった。 カフェ・ノッチョーラの香りに、包まれるまでは。 * 主人公：27歳、朝読小説賞キャッチ：カフェ・ノッチョーラ…

この作品は、亡くなった方への思い出を中心に、書き綴ったエッセイです。 筆者の主観に依る追悼エッセイですので、人物評でも年表でもありません。 気儘なエッセイです。

人は死ぬと、天国と地上の間にある＜狭間カフェ＞に送られる。 そこは、死者が天国に向かう前の休憩所。 美味しいコーヒーを飲んで生前の思い出を振り返り、天へと旅立っていく。 ある日、…

大学に通えなくなり、ひとりで部屋にこもっていた青年ユージ。 先の見えない漠然とした不安の中、ほんの少しの気まぐれをきっかけに、ユージは中学生の自分を追体験する能力を得た。 そして…

誰にだってある黒歴史。 失敗だってあるだろう。不幸だってあるだろう。絶望だってあるだろう。 とびきりの黒歴史、無料で回収できますよ。 でも、回収後の返却は出来ませんので、くれぐれ…

2009年6月。大学4年。 恋人の沙織は交通事故で死んだ。 僕が待ち合わせの時間に遅れたせいで彼女は事故に遭ったのだ。 あれから、10年。 彼女の死から未だに立ち直れない『僕』…

おみせやさんごっこのような感覚で、商品を売ることを楽しんだ約８年間で思ったことを書いて見ました。転売のお話になりますが、一度「転売＝悪」という感覚を端に置いていただいて読んで頂け…

なゆうが高校を卒業して、社会人になる前の春休み。 実家に帰省して作った『小さな思い出』のひとかけら。 もここ様作『たなばたムスメのなやみごと』（https://kakuyomu…

　中学生の相葉みどりは、久しぶりに大好きな七緒おばあちゃんの家を訪ねてみることにした。

毎年夏になると秋田へ両親と叔母の家を訪ねる柳沢智哉。彼の忘れ難い思い出はいつも夏の秋田にあった―

春の訪れを感じさせる風に吹かれると、蘇る記憶。ひととき旅をした覚えは確かにあるけれど、その場所には二度と辿り着けないかもしれない――そんな想いを綴ったショートショートです。

「夢を追ってるんだ」って言いながら大した努力もしていなかった。 そんな口先ばかりだったから、君に見捨てられたって文句言えないよな。 僕が夢を叶えたら、君はいつかまた僕の隣に戻って…

これまで大した病気も怪我もせず、そこそこ楽しい人生を送ってきた中年サラリーマンに訪れた危機!?（そこまで大したことじゃないけど） 自分の思い出として、風化させないため、作品とし…

短編小説用ネタ、ボツかも。

金木犀の香り漂う秋のこと、ある田舎出身のサラリーマン芹沢零人（せりざわ　れいと）は高校時代のクラスメート森宮香織（もりみや　かおり）との約束「10年後にまた金木犀の木の下で逢いま…