「あやかし/妖怪」を含む小説

　常磐航太は化物に追いかけられていた。 　やがて、追い詰められて、死を覚悟したとき、金髪で刀を携えた少女がいきなり現れて……。 　現代が舞台のあやかしバトルストーリー！

三匹の鎌鼬をペットにした女性。ほっこりしたら可愛いけど、冷静になると怖い、そんな観察録。

ちょっとばかし大きすぎる犬小屋。 そこで生まれてしまった座敷童と、一匹の犬のお話。

古い神々と諸仏が共存する、紀伊・和歌山。 この地にある遺跡・寺社・美術品等の「文化財」の中には、あやかし達への結界として機能しているものも多いのです。 そして、そんな結界文化…

昼から夜に移り変わる逢魔が時。別名、大禍時に潜む妖達は文明が発展するにつれ、人工の光に追いやられ、忘れ去られていった。そして、宇宙時代、人の記憶や語り等というあやふやなモノに己の…

巨人の現れる悪夢に連日悩まされる私。妻の提案で対処法を見出すが、その先に待っていたものはーー

令和の時代、妖怪アカナメはサウナ施設で労働に勤しんでいた。 されどそれは世をはばかる表の顔。 裏に秘めたその正体は、妖怪との「揉め事相談」を引き受ける便利屋稼業であった。 今日…

百物語とは、怪談会の一形態である。 百の行燈あるいはろうそくを用意し、怪談を一話語るごとに一つづつ灯を消して行く。そして最後の話、百話目を終えすべての灯が消えるとき、恐ろしい本物…

月明かりに照らされて降る通り雨「月時雨」がやんだ時、そこには異変が起きている ―― 人間の仕業であるはずがない！　探偵事務所『ハヤブサの目』が究明に乗り出すが…… 【 …

空が赤く染まった日、ひとりの少年は失恋に沈み、ひとりの少女は自ら身を投げた。 その少年、天見ナノヤは次の日、菊原桐李と名乗る少女と出会うことになる。 様々な化け物が跋扈するこの町…

「人は夢に憑かれる。そう、祖母は言っていた」 人に憑いた悪夢を祓う悪夢祓いの一門・枕部家に生まれた狩月。次期当主となるための試験課題として、自らが通う高校にいる「四人の夢見主の悪…

　「神」と呼ばれる化生を代々受け継ぐ一族の末裔である茜は十歳になる晩に、神様を託された。 それは凶事をもたらすものか、それとも繁栄をもたらすものなのか。

【縦組み・文字サイズ小推奨】 幻の超大陸 ムー 謎多きシュメール人 海底に沈んだ街 地下深くに存在する、古代文明都市…… 今となっては逸話やオカルトのように扱われるそれらは、果…

『あなたは迷わない。新たな可能性を生み出し、そこに立つのはあなた自身』イタチとの契約によって、【顔】の消失を願う茅吹千聖に与えられた世界は全ての人間の顔が菩薩の世界。人を分かつも…

父が遺した中華料理屋「蓬莱軒」存続の瀬戸際に立っていたあたしの前に、中華鍋を背負った青年シーフーが現れた。 ぼーっとしてるくせに、歯に衣着せないシーフー。腕は確かだが変人の料理人…

何でも御座れ、何もかもがそこに揃う、見世物小屋。 そこに居座る噺家が、奇妙奇天烈な話を唱えるそうな。 治安も何もありゃしない。自由が渦巻く怪しきを、とくとご覧あれ

妖刀造りとして名高い、千子村正は狐の嫁入りを目撃してしまう。 狐の嫁入りを見た者は殺されると覚悟していた村正だったが、なんと嫁入り先は自分だと妖狐達から聞かされる。一目惚れしたと…

四季に合わせ、その町の色彩を鮮やかに変える千年の都、京都。 人に妖怪、神にその他諸々。それらが入り交じり、毎日の様に多種多様な騒乱が起きる洛中は、一部の人々にとって平穏とは程遠い…

時は明治。華やかな時代の真っただ中、賑わうメイン通りの脇に続く裏通りに赴く色男あり。 男が向かうは表看板は骨董屋、しかし本当は占いどころを商う「千希林堂」。 しかしそれもまた表の…