天狗
かえさん小説堂
天狗
サアサア、今宵も無礼講。悪鬼、妖怪、魑魅魍魎、なんでもござれの見世物小屋さ。
チョイとお客さん、そうそうアンタさ。冴えない顔して、どうしたどうした。
へえ、女にフラれてしまったかい! そいつは気の毒、お気の毒!
いやいや、待て待て、去るには早い。少しばかり、アタシに耳を貸していただけないかねえ。ナアニ、大して時間はとらせませんよ。
アタシはしがない語り部さ。物を語るしか、能がないのさ。
あいにく、今宵はお客が来ないんだ。ちょいと付き合っておくれよ、ネエ。
これは一人の、哀れな気違いの話なのだがね。
気違いの男は、お武家の生まれだった。名をなんとか、忘れちまったが、確か、篠田だとかいったな。
その篠田という男はな、どうも風変りなもンで、幼子のころから、「おれには天狗が見える」なんて言うんだ。その子の父母は、もう吃驚仰天さね。
けど、所詮は幼子の言うことだ。何かの影だとか、何かしらが天狗のように見えたのかもしれない。
そう思って納得しようとしていたのだが、どうもそうとはいかないらしい。
こりゃまた不思議なことに、その幼子が天狗を見たと言うと、必ず、どこかで不幸が訪れるんだ。
さすがに父母も恐ろしくなって、我が子に聞いた。
「お前は本当に、天狗が見えるのかい」
すると幼子は、真面目くさった顔で言うのさ。
「はい、見えます」
とな。父母は、再び聞いた。
「どんなふうに見えるんだい」
「誰かの近くにいて、ずっと付きまとっているのです」
「誰の近くにいるんだい」
「分かりません。付きまとわれる人と、付きまとわれない人がいるから」
「私たちの近くに、天狗はいるかい」
「いいえ、いません。でも、いずれは付きまとわれるかもしれない」
しかし、父母はそれを聞いて、大いに安心したそうだ。それでも、天狗のことについて話す我が子を、恐ろしくも思ったらしい。
父母は、何人もの坊主を呼んでは、お祓いをさせた。何度も何度も、繰り返し、繰り返し、入念にやった。
けれど、幼子の目には、まだ天狗が見えていたようなんだ。
寺の偉い坊さんに、天狗のことについて訊ねてみたりもした。だが、その訊ねられた坊さんは、皆そろってこう言うのさ。
「天狗なんぞは迷信だ」
とね。
結局、幼子は天狗が見えるまま、すくすくと成長していったそうだ。
時が経つと、幼子は五つばかり歳をとった。
もうはっきりと物言いができるようになり、剣も学も、相当励んだそうだ。親に似て、向上心が高く、鍛錬に見合う成果も、順調に上げていったそうな。
父母はそれを見て嬉しく思っていたが、天狗の件は、まだ解決しちゃアいなかった。
普段から冗談も言わないような生真面目な子だったから、ふざけているとは思えないのだがね。それでも、やっぱり信じられなかったのさ。いや、この場合は、信じたくなかった、のかなア。
稽古の間だとか、学習に励む間だとかに、父母は訪ねるんだ。
「天狗はいなくなったかい」
ってな。けれど、答えはいつも同じだった。
「いいえ、まだ見えております」
気味が悪いこと、この上ないだろう。しかも悪いことに、そいつのお告げは、驚くほどよく当たったのさ。これがよくなかった。
黙っていりゃ、まだ無害だったろうに、この天狗の存在のせいで、皆は漠然とした恐怖やら不安やらと、戦う羽目になっちまったんだからな。
まア、丁度その時ごろのことさ。篠田家は、偉いお武家に奉公していたのだが、篠田の父はいくつかの戦で武功をあげて、かなりの褒美をもらうことになった。
篠田家は多くの領地をもらうことが出来たし、また、多くの戦の指揮を任された。
父は張り切って政務をしていた。母も喜んでいたし、幼子も、順調に成長を続け、もう男児と呼べるほどになっている。
まさに、家庭円満。そんな生活がしばらくの間は送れていた。
ところが、幸せな生活というのは、そう長くは持たないものさね。
ある日、父が遠方へ戦に出かけていて、母と二人で留守番をしていた時のことだ。男児は耐えかねたように、母に告げた。
「父上に、天狗が付きまとっているのです」
母はめっぽう驚いた。一瞬、倒れてしまうのではないかというほどに衝撃を受けた。
「お前。それは、本当ですか」
「はい、母上」
母は遠方にいる父を心配に思って、そりゃアもう、不安に駆られて仕方がなかった。
けれど男児は、そのころには天狗をハッキリと見ることが出来てな。それに賢かったから、落ち着いた様子で、こう言った。
「しかし、母上。そう心配なさる事はありません。」
「何故そう言い切れるのです」
「天狗が付きまとっても、必ずしも不幸が起こるというわけではないからです」
「それはまた、どういうことですか」
「どうやら、天狗が付きまとっているときは、なんともないようなのでございます。問題は、天狗が花を持っている時です」
「へえ、花ですって」
「はい、花です」
「何の花です」
「さあ、分かりませんが、とにかく、花が詰まれて、手に握られているのです。そのときは、きまって、不幸が起きる」
「父上に付きまとっている天狗には、花が持たれていましたか」
「いいえ、持ってはいませんでした」
母はそれを聞いて、安堵した。
けども、父に天狗が付きまとっているようじゃあ、心配でたまらないことには変わらない。
サア、困った。
どうする、どうする。
母と男児は考えを巡らせては、ううむ、ウウムと唸っていた。
「お前は天狗が見えるのだから、ちょいと掛け合って、離れてくれるように言うのは叶わないのですか」
「それはずっとやってみてはおりましたが、どうやら、あの物の怪には人の言葉が通じぬようなのです」
「では、この庭中の花や草を引っこ抜いてしまえば、花が詰まれることはあるまい」
「いいや、あの物の怪が持っている花は、およそこの世に生えているものではありません。なにせ、ケタケタと、うす気味悪く笑っているのですから」
「ヒイ、恐ろしいことを申すものではありませんよ!」
「申し訳ござりませぬ」
「兎に角、あれをどうにかせぬうちには、我が家には危機が隣り合わせになったままです。ドウニカしないと」
しかしまあ、今まで父に甘んじてきて禄に学もない女と、酒も飲めない齢の男児では、解決策が浮かぶはずもない。
その日はずっと、時をかなぐり捨てることになってしまった。
結局、父は帰ってこなかった。
敵の策略にはまり、立派にリッパに討ち死にしたそうな。
まア、その死ぬ直前に、その罠に気づいて、止めようとした部下がいたのだがね。なんで聞かなかったんだろうねエ。不思議、不思議、まっこと不思議!
そしてまた不思議なことに、愚かな母親は、その悲しさだとか虚しさだとかを、我が子にぶつけるようになったのさ。
「お前、父はいつから天狗に付きまとわれていたのですか」
「半月前から…です」
「まあ、お前は、そんなに前から知っていて、ついこの間まで黙っていたのですか!」
「申し訳ございませぬ」
「まあ、まあ、何て卑しい! きっとこうなってしまったのも、全部お前のせいです。恥を知りなさい!」
「はい」
「ああ、お前のせいで、あの華やかな生活とは別れを告げなくてはならなくなってしまいました。いつかは、物乞いにまで堕ちてしまうかもしれない! ああ、恐ろしい、恐ろしい…」
「母上、必ず、某が父上の仇を取ります。ですのでどうか…」
「うるさい、阿呆! 父の仇なんて、お前であるようなものではありませんか! 嫌、嫌、嫌! もう私は耐えられません!」
やあ、誠に不思議なことが立て続けに起こるものだ。
あんなにもかわいがっていた我が子を、手のひらを反すように疎むようになってしまったんだからなあ。ええと、たしか異国の言葉で、丁度いい言葉があったような…。ひ、ひさ…ひす…。ああ、そうそう、hystericだ。
母は気狂いして、hystericになってしまったのさ。え? どういう意味か? つまりは、金切り声をあげて暴れまわるようになったってことさ。
ま、もはや手には負えなくなった。その母は訳の分からない事をブツブツ言って歩いて、我が子を見ると、鬼のような形相になって暴力をふるうんだ。そこいらにあった石を投げて、殴って、我が子が逃げるまで、ずうっとさ。
哀れに思うかい? へえ、けどアンタ、いざその子に会ったら、助けてやることが出来るのかい? アハ、嘘は結構だよ。
ある時、気狂いした母親の暴力から逃げた哀れな子供は、あまりにひもじくなって、そこらの道で倒れていた。
大抵のやつは汚らしい物を見るような眼で見ながら通り過ぎるのだが、どうもその時は運がよかったらしい。
「ネエ、母上。あの子、どうしたのでしょうか」
「おや、まあまあ。お可哀想に。ほら、お前、これを差し上げてきなさいな」
なんともお優しい親子が、通りかかってくれたものだねえ。
その女の子がトテトテと駆けよると、一つの桃を分け与えてくれたのさ。
男児はそれを奪い取るや否や、ムシャムシャと汚らしく食べた。
「アラ、そんなに急がなくても、誰も取りやしないわよ」
「いや…母上に見つかったら、絶対に取り上げられてしまう。その前に、食べてしまわないと、いけないんだ」
「ま、意地悪な母なのね」
「そうじゃないよ、某が悪いんだ」
「そんなことないわ。…ああそうよ、桃一つじゃ足りないでしょう。気が向いたらウチに来てごらん。情けは人の…なんとかって言うもの。きっと何か恵んであげるわ」
さっき、男児は賢いって言ったがな。それは勉学に於いてってだけだ。それに男児というのは努力家だったから、その結果が身についていただけだ。
何が言いたいのかって? つまりは、男児は自頭、道徳的なことを考える力が鈍いってことさ。
その男児は、女の子に連れられて、その家の恩恵を受けた。
着る物を貰って、食べ物を貰って、その晩は遅いからと言って、寝るところまで設けてくれた。
なんて、優しい人たちだろうね。
その翌朝、男児は深く深く礼を言って、頭を下げて、もとの地獄のうような我が家に帰ったさ。
「あの、ありがとうございました」
「いいんだよ、またおいでね」
そんなことを言って別れる。
帰ったら、母はまだ眠っていた。
起きている時とは全く違い、死んだように静かなものさ。ま、部屋のなかは、そうとはいかなかったようだけどもね。
グチャグチャになった部屋の中を見て、男児は辟易としてきた。
いつまでこんな地獄に耐えなければならないのか。今に母が目を覚ましてみろ、どんな仕打ちを受けるのか分かったモンじゃないぞ。
そして、こんな誘惑が男児を襲ったのさ。
このまま、母を殺してしまってはどうだろう? ってナ。
眠っているときは静かで、大人しいんだ。これがずっと続くならば、その方がいいとは思わないかい? …そんなことはない? どんな形であろうと、親は親であり、敬うべきだって?
アハ、アンタ、思ったより鈍いんだなア。そんなことが言えるのは、アンタが実際にこういう事をされたことがないからさ。
いいかい、お客さん。世間一般的に善いとされていることをほざく奴は、基本的に良い環境で育った奴さ。本当の苦労を知らないから、そんなことが言えるのさ。おっと、話が反れたね。
ま、その男児はアンタとは違ったわけだ。
ほら、聞こえてくるようだぜ。殺せ、殺せ、殺してしまえ! ってな。なんとも甘い誘惑さ。その時ならば、邪悪な悪魔も仏のように見えただろうさ。
誘惑は、心臓の鼓動と共に迫ってくる。
楽になれ、楽になれ。泣くのに慣れるな、苦労に慣れるな、そこの女は、もはや母とは違う者さ。メギツネだ、ラセツだ、アヤカシだ、憑りつかれているのさ。楽になれ、楽にしてやれ。
さあ、さあ、さあ、さあ!
気づけば、男児は着物の帯を抜き取って、慎重に、その女の首に巻き付けていた。
ホラ、後は力を入れるだけ。左右に伸びた帯を、キュッと締めるだけ。簡単だ、そんなに複雑な事じゃない。
いつかはこうなる。それが今なだけだ。
ソレ、締まった! ああ、女が目を覚ましたぞ! もう後には引けないぞ、力を入れて!
暴れているぞ、でも大丈夫さ、こんなのは虫だってやることさ、ドウってことはない、大丈夫、大丈夫!
ああ、ホラ見ろ、命の灯が消える!
辞めるなよ、病めるなよ、もうすぐ、もうすぐ、浄土はすぐそこだ! やめたら今度は、こっちがやられるぞ!
恐ろしい、恐ろしい、お前は今、死を目の当たりにしている、死体だよ、生ける屍だ、すべてを還してやろう!
サヨナラも言わなくていいさ! アンタが主役だ! アンタの好きにすればいいさ!
ドタドタドタドタ、ドタドタドタドタ、うるさい、うるさい、早く、ハヤク、もうこんな茶番はシマイにしたいんだ!
メギツネめ、キグルイめ! なんて失礼な奴だ、礼儀もなにもありゃしない! なんて美しい! なんて汚らしい!
気持ち悪い、気持ち悪い、気持ち悪い、気持ち悪い……。
地獄に堕ちて、蜘蛛に食われて、腕一本だけ残して、大人しくオトナシクしてな…………。
…………………アハ。
どうしたんだい、お客さん。どうやら気分が悪そうだね。
どうせここは治安も何もありやしないところさ。そこらへんに吐けばいいぜ。ただ、耳だけはアタシに向けておいてな。
とうとうやった。やっちまったよ、男児は。酒でも飲んだかのような、くらくらした高揚感にさいなまれながら、なんとも言えない空気を、身体全体に浴びていた。
オエエ、吐き気がするようだ。まるで二日酔いみたいだ、アハ。
さて、これからどうしようか。
行くアテは奇跡的にもあった。それは男児がこの栄冠を手にするきっかけになったところだ。
父の遺品に、たしか、刀があったような。ああ、しまったなあ、刀でやればよかったじゃないか。あんなに命を直に触れることはなかったのに。
男児は、散らかった部屋から長い刀を取り出して、真っ先に来た道を戻っていった。
そこからは、簡単な事さ。知ってるかい? 人ってのは一度成功してしまうと、その行為に躊躇いやら、なにやらを持たなくなるのさ。
襖を開ける。その家の住人である親子が、こちらに目を向ける。視線は最初、男児に向いて、それから、手に握られた刀へと向けられた。
「どうしたの、忘れ物…かな」
男児が後ろ手に襖を閉めて、ズカズカと土足で踏み入る。
男児は、まず、女の子の座ってるそばの畳を、ズバッとやった。
母親は悲鳴を上げ、女の子は涙を流した。男児はその様子を満足そうに見ると、こう罵った。
「おれの言うことを聞かなければ、次はお前の身を斬るぞ」
ッとな。
いくら男児とはいえ、おっかない刀を持ってんだ。しかもお武家の生まれだから、ちゃアんと、お人の殺め方は知っている。
しかもこの男児は、経験もあるときた。そんな奴に逆らうほど、その親子は馬鹿じゃなかったみたいだぜ。
母親は女の子を抱き寄せて、男児に懇願した。
「どうか、貴方の思う通りにしますから、お命だけは」
「なら、おれをこの家に置け。おれの世話をして、おれに物を食べさせるんだ」
「いつまでですか」
「おれが死ぬまでだ」
マア、なんて質の悪いやつだ。武士の誇りもあったもんじゃない。
しばらく男児は、その家で世話になることになった。当然、感謝の言葉一つも言わず、ただ黙って、まるでひな鳥のように餌をただ待っていたのさ。
まあ、すぐに天罰は下ったがね。
男児はある日、餅を食いたいなんぞと我儘を言いおって、母親に餅を買いに行かせた。
手ごろまで焼いて、プクウ、と膨れ上がったところを、むしゃむしゃと食べたのさ。
おっとその時、きっと仏さんが、それ、ここだ、とされたんだろうねえ、男児はグっと息を詰まらせて、ジタバタと暴れはじめたのさ。
その様子は、まるで母を殺した時の虫のようだったよ。
グウ、グウ、ウグウ、なんて、汚らしく喚いてな、あっちからこっちから、もう暴れ放題さ。
親子はその様子を、黙って見ていたねえ。
と、後はもうわかるだろ?
その男児は餅を食って詰まらせて、死んじまったのさ。
が、まっこと不思議な奴だよなあ。その死ぬ間際にですら、天狗を見たんだぜ。
自分の後ろに立った、おかしな花を持った天狗をよ。
……はアい、おしまい。
どうだい、お客さん。ちったあ暇つぶしにでもなったかい。
……エエ? 話の笑いどころが分からないってエ?
もう、お客さん、アンタ、ちゃんと考えておくれなよ。
天狗は、調子に乗った馬鹿に付きまとうのさ。自分の力を過信して、ふざけて、他人を馬鹿にするようなやつに付くのさ。
で、花を折るのさ。…わかんないかね、花と、鼻をかけた…。
だから、天狗ってのは調子に乗った奴のことを言うだろ? だから、天狗が花を折る、てのと、天狗の鼻を折るってのを、かけ…ハア、ま、いいよ、んもう。
さ、もう終わりさ。アタシのつまらん話に、いつまでも時間くってちゃあ、いかんだろう。
…おや、なんだい。…え? その話はどこで知ったのか、って?
そりゃ、お前さん、アタシは一番近くで見ていたからさ。
あり? アンタ、もしかして…アタシのことを人間だと思っていたのかい?
アハ、アハ、アハハ! まさかだろ、アンタ!
分かるかい? ここは見世物小屋さ。なんでもアリなんだよ、ネエ。アンタ、面白いから教えてやるよ。
アタシはね、その男児に付きまとってた天狗なのさ。
……ありゃ、逃げちまった。
分からんもんだね、人間ってのは。そして、この「言葉」ってやつも、到底わからんねエ。むつかしいったらありゃしない。どうも発音というか、声の出し方というか…。
ッたく、どうしてこんなフクザツなモンを扱えるのやら。
……おや、どうしたんだい、そこの人。
おやア、道に迷ったのかい? そりゃあ気の毒、お気の毒!
よかったら一つ、アタシの話を聞いていかないかい?
見事な傑作さ、天狗のお話だよ!
天狗 かえさん小説堂 @kaesan-kamosirenai
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