「#奇譚」を含む小説

飛鳥時代の昔、トカラの国ーペルシャからやって来た姫がいた。彼女は美貌ゆえ、貴族たちに次々求婚される。そして幾星霜、菅原道真の孫、文時は亡き祖父を失脚させた藤原をなじる小説を書き、…

総合グルメナビレポート ジャンル:居酒屋 店名:妖怪居酒屋百鬼夜行 住所:幽世のどっか 営業時間：金曜日ＡＭ２：００～ＡＭ５：００ 店主からの注意書き:基本は妖怪のお客…

　横浜の海の埋め立ての際に、発掘されたものがあった。それは、明治・大正期のものだとされているけれども、なぜそこにあるのか不明だった。 　そこには一つの都市があった――そういう話題…

ビザンチンの皇子ペトロスははるか極東のジパングにて若き王に出逢う。運命とは一体何か。生涯をかけ尽くした主への鎮魂歌。

永遠の命を持つマモンとアスモデウスの二柱（二人）の悪魔。彼らは暇つぶしの為、悪意のある様々な実験を始めた。その実験記録を綴ったものが遊魔帳である。☆基本嫌な話の一話完結短編集です。

はじめに、シンデレラが失踪する――。昔ばなしに描かれない、姫たちの心の裏側。物語の役割を捨てた姫たちは、抜け出した先で何を得るのか。そこにポンジュースはあるのか。自らを愛せるよう…

〜〜　８月２８日完結　〜〜 天明から寛政へ元号が改まったころ。 尼僧の辰（シン）は、800年前に人魚の鱗を飲まされたことで不老不死になった。 望まずに死ねない辰は過酷な人生に厭…

※ジャンル分けをホラーにしておりますが、まったく怖くありません。 大高　瑞希（おおたか　みずき）は高校3年生。2階の部屋から見える向かいのバス停には、雨の日だけ姿を見せる女子学…

歴代随一と謳われる陰陽師を父に持つ娘の初季は新年の宴で親類縁者の推薦で冬の舞姫に選ばれる。 そこで出会ったのは今にも死にそうな顔をした青年だった。人には視えない怪異が視える初季は…

滋賀と言えば琵琶湖。釣りをする人も多いこの湖で起きた、不思議なお話。

滋賀県といえば、飛び出しぼうや。交通事故防止のために作られた標識にまつわる、不思議なお話。

ある骨董屋で買ってきた皿を使っているうちに、わたしの体が妙なことになってきた。古い陶器に宿った呪いか怨念か。 公式自主企画「ご当地怪談」参加作。

どこから読んでも楽しめる！　ジャンルごった煮(青春・奇譚やや多め)掌編小説集。 公募情報誌『公募ガイド』月刊誌時代の名物小説公募コーナー、阿刀田高の「TO-BE小説工房」 第3…

自主企画《お題『書きかけの地図』で300文字以内の詩か小説をお願いします。》参加用書き下ろしショートショート。タイトルはスペイン語で地図の意。喃語っぽい響きなので採用。“雰囲気画…

裏吉野の桜が咲くころ。 美しい女性が桜の下に現れるという。 そんな怪異のうわさが妖鬼神社の面々に届く。 彼らはその怪異を確かめることに。 その怪異には時空を超えて、種別を超えた…

平安時代中期、藤原氏が権勢を誇っていた時代、ひとりの弊衣破帽の僧侶が子供たちに語りかける、それは自らの出自に関わる恐ろしい奇譚だった。

時空超常奇譚5.其ノ九 お笑い芸人の一郎は客を強制的に笑わせる事の出来る『笑気ガス』 を買った。これでライブの大爆笑は間違いなしなのだが、相方の二郎 には違和感があった。 結局、…

関ヶ原の戦いで徳川率いる東軍が勝利してから数年―― 拓かれたばかりの江戸では、まだ魑魅魍魎との諍いが絶えず聞こえていた。 少年、尾形森羅は自身に起きたある事件をきっかけに、 新し…

地獄の門番が倒された。人間界に妖怪たちが解き放たれる。 閻魔大王の息子・蛍は従者の三吉を連れて、人間界に調査に行く。 とある商店街に行くとそこで出会った心優しきフォトスタッフのな…

　ごく一般的な普通の家族を持っている「私」は、いつもの医者が勧めてくる「ドナー登録」について詳しい説明を求めました。彼は家族の為だけでなく、広く社会の為に役に立つ生き方だと思い、…