「選考通過作」を含む小説

『教会旋法』と呼ばれる中世ヨーロッパの教会音楽に登場する音階達を、高校生の少女達として擬人化。 歌うことをやめた高校生シンガーソングライター『秀叶（しゅうと）』の前に現れたのは、…

夜のない世界　森に閉じ込められた寄宿学校　一日を半分に分けて活動する性的未分化の子供たち 不眠症のルームメイトが通う黒沼には、ある秘密があった…… 第一回「あたらよ文学賞」　…

〈織田作之助青春賞三次選考通過作〉 溶接工場の事故で右腕を失った男は、全身が燃えている男と出会うようになる。 ただ見つめ合うだけの邂逅の中で、隻腕の男は炎と灰の幻想の中に取り込ま…

古代エジプト新王国時代に実在した、魔術使いの王子。名はカエムワセト。かの有名な太陽の王ラムセス2世（オジマンディアス）の息子である。 心優しく、博識で、懐古趣味。そしてちょっと愚…

　グリティア王国の第一王女――ベアトリス・クレア・グレイス。 　火焔の姫騎士と呼ばれたベアトリスは魔女が棲むという【黒雪の森】への遠征中、部下であり親友のライルに裏切られ、深い傷…

時は平安、所は京。かつて鬼に左目を喰われた池田中納言の姫は、ある夜、邸に押し入った赤髪の鬼の首領に自分の誘拐を持ちかけるが……。 大江山伝説を基にしたコメディ。過去の某賞二次選考…

　主人公のぼくは、中学教諭の父をもつ大学生。幼いころから父親の教育方針で、先端技術を使用しない伝統的な野球をプレーしてきた。 　大学生になり、恋人ができ付き合い始めた折、学校教育…

人間が眠っているあいだに巨大な種子のようなものになってしまう「種子化現象」が世界中で起きていた。種子化するのは男性に限られていた。このまま種子化が続けば人類は滅亡してしまう。種子…

《カモガワ奇想短編グランプリ一次選考通過作》 人は皆頭の中に運命があり、それはつむじという形で現れる。しかし枢エンタにはつむじがない。運命の輪から外れた少年を中心に喋る自転車、魔…

　巨人伝説研究家、角田六郎（つのだろくろう）は巨人の実在を知る数少ない真の研究家である。 　だが、彼が行く先々には、巨人が実在しては困る常識人達が立ち塞がり、毎回、アレな展開にな…

近未来。異星人の罠にはまった地球は、子供を異星人向けのペットとして売り、その対価で食料を得ていた。エルヴィラとイノーラも、そうやって売られた「元」異星人ペットだ。ただ幸い機会を得…

山奥で子ども健康道場を開く「秋嶺山荘」に、今日も一縷の望みを託した親たちが病気や障碍を持った子どもを連れて来る。しかし山荘のオーナーには秘密の過去があった。それを探り強請る者、オ…

【第十七回小学館ライトノベル大賞一次選考通過作】 少女ベルカには、狼の耳が生えている。 彼女が人造妖精、人を喰い殺す生体兵器であることの証だ。 人喰いの罪に絶望した彼女は、瀕死の…

第17回小説現代新人文学賞一次選考通過作。 看護師の仕事がつらくなって仕事をやめた藤田冴綾。まわりの人に支えられながら生きている意味を考えていく。

島に暮らす駐在一家。その保護室には怪盗がいる。 ☆カクヨムコン短編賞2022中間選考通過作。ありがとうございました！ ☆〈pixiv〉でも公開しています。

人間国宝には御伽術師（おとぎじゅつし）という部門がある。そのうちの一つ、花咲師（はなさかし）——それは灰を花に変える能力を持つ者のこと。 「だけどそんなの、何の役に立つっていう…

　デイダラボッチの正体はタタラ製鉄を行っていた製鉄民だったんではないかという説です。 　実際に巨人がいた可能性も探っています。 　最後の方は、オルタナティブ歴史とか、天皇家の古い…

　巨人伝説研究家、角田六郎（つのだろくろう）は巨人の実在を知る数少ない真の研究家である。 　だが、彼が行く先々には、巨人が実在しては困る常識人達が立ち塞がり、毎回、アレな展開にな…

　東京武蔵野市吉祥寺の「武蔵野八幡宮」の蕨手刀と坂上田村麻呂の謎について考察していきます。 　蕨手刀（ワラビテトウ）とは蝦夷（エミシ）が馬上で使用した湾曲した山刀である。 　蝦夷…

まだ肌寒い四月の深夜、平山泰一（ひらやまたいち）は本屋の開店作業に追われていた。本屋の店主になることが夢だった泰一はセレクトした書籍を本棚へ収納していくが、翌朝にはなぜか全ての書…