「蛇」を含む小説

九州北部の昔話『鷲の卵』をベースに書いています。 父親の言った冗談のせいで、蛇と結婚することになった娘は、 このままでは命を落してしまうという。 父親は娘を救おうとして、占い…

家族を交通事故で失い、孤児院に送られ、いつも図鑑や植物を眺めている少年青柳蛇之（へびゆき）。ある日、孤児院でエメラルドと言う金髪の美少女と出会う。 大晦日に蛇之とエメラルドと孤…

蛇倉山に落下した隕石のような塊が、ユウキと真琴の穏やかな日常を、一瞬にして暗転させる。 どこまで逃げても迫る過去からの刺客に、ユウキは異形の鎧をまとい、立ち向かう。 果たしてその…

「わちきの首、刎ねておくんなまし」。山田浅右衛門の弟子、氷雨剣四郎のもとに、吉原の花魁糸里から奇妙な依頼が舞い込んだ。 何故に、この糸里という女は死に急ぐのか。この依頼の背景には…

　定年間近の熱血刑事が、長年追い続けていた凶悪犯を追い詰めるも、隙をみて刺され殉職。 　異世界にエルフの美少女として転生し、行く先々で遭遇する様々な出来事を警察官の知識や経験を生…

自宅のある古いマンションのエレベーターに乗り込むと、なぜか今日に限って違和感があった。 疲れていた小春は気にせず８階のボタンを押すと突然天井の明りが消え、故障か、はたまた停電なの…

蛇髪を隠すメデューサ族の少女、ゴーゴンは人間社会で過ごす中、その呪われた瞳を恐れ孤独を抱えていた。 やがて夜の世界ならば自らの力を活かし、人に喜びを与えられるのではないかと考え、…

「本当は優しくて照れ屋で、可愛い貴方のこと……大好きになっちゃった。でもこれは、白い結婚なんだよね……」 ラーゲル王国の侯爵令嬢セレーナ、十八歳。 父の命令で、王子の婚約者選定を…

転生した者、転移した者、あるいは誕生した者。 いずれも、過去、生前に縛られながら、今を生きている。 既存の作品がタイトルごと別個になっていたため、同一世界観の内容を時間軸に整理し…

小学5年生の咲来智也(さくらともや) は、【超常事件】が発生する町、【新都心：喜志間ニュータウン】で暮らしていた。夢の中で現れる不思議な青年や、年上の友人・春風颯(はるかぜはやて…

戦後の昭和30年代前半。 上総のとある里山で、倉橋あかりは狐の少年 九摩留とともに田の神山の神である加加姫のお世話をしながら穏やかな日々を過ごしていた。 茅葺屋根の素朴な屋敷での…

「花形役者の宗十郎師匠の枕絵となればこれは大事です。そこへどうしても目が行きます。ですが、作者だか版元は、奥方を揶揄しようとこの枕絵を描いたのではないですかい」 「なるほど、文字…

生が失われた異世界——そこには土が生き物のように動き、蛇に変形する謎の生物が出現する。 そこに放り込まれた七志、綾香、藤田は、互いに利用し、騙しあいながら、それぞれの目的のために…

唖杭照代（アグイショウダイ）の首には、漆黒の蛇のような怪物がまるでアクセサリーのチョーカーのように巻き付き、寄生している。 唖杭は自らの代わりに犠牲となる餌（人間）を日々探しな…

坂城　功。彼には物心つく前から、霊や人にあらざるものが『視えて』、『触れて』、『会話できる』という人間だった。周囲との認識の齟齬という問題を抱えて育っていた彼は、幼少期に現れた魔…

異能力。 それは一部の生命が生まれながらにして持つ神秘の力。 一匹の蛇が与えた、人智を超えた偉業。 …本当に？ その力が行きつく先は、希望か。絶望か。 「あぁ。この手紙が、キミ…

『夜九時からは鎮守様の時間。子供が外をうろついていたら、蛇に喰われる』 そんな七不思議が存在する町、浅城町。 高校入学を控えた春。 ４年ぶりに町に戻ってきた一真は、再会した幼馴…

【あらすじ】 警察庁の宇佐美警部は、神奈川と山梨の県境に位置する人口約100人程度の蛇神村での駐在研修を命じられる。 指導役は勤続30年のベテラン田所巡査長のはずだったが、村にそ…

人の世界の掟を超えるため、ラミアとなった魔女、オーリィ。彼女の従者は、石巨人族最期の生き残り、テツジ。人里離れた森でひっそりと、気ままな暮らしを送る二人はある日… キャラと世界を…