祟りを真剣に畏れる村人。そして本当に祟りに遭ったといい苦しむ男。一方、事態に対処することになった巫女は(現代の感覚で)かなり現実的な思考で、とても不思議な空気感の作品になっています。そんな人達が辿る祟りの結末にも注目です。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(101文字)
蛇を神と崇める村で起きた話。蛇を殺した若者が祟りと思われる奇病を発症するが、その真相は…。神は人間の嘘も全てお見通し。そして、その怒りは人智を超えた祟りを引き起こす。怪談を読んでいるとそんなことは当たり前なのですが、こうして丁寧に描かれると改めてその恐ろしさを実感しますね。面白かったです。
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