概要
『時空世界を救うのは君だ』突然言われても。えっ!私、覚醒して戦ってる?
[あらすじ]
自宅の古いマンションのエレベーターに乗り込むと、なぜか今日に限って違和感があった。疲れていた日和小春は気にせず8階のボタンを押すと突然天井の明りが消え、故障か、はたまた停電なのか、真っ暗な箱の中に閉じ込められた恐怖心で彼女はパニック状態になりかける。
次の瞬間ガタンと大きな揺れで、エレベーターの中が急に明るくなり目の前の扉がゆっくりと開く。そこは見慣れたマンションの廊下ではなく目の前には果てしない砂漠が広がっていた。その景色を見つめながら呆然としていると、後方から突然男の子の声がした。
「ようやく来たね、時空の鍵の持ち主さん」
振り返ると、エレベーターの隅に銀色の髪と吸い込まれるような青い瞳を持つ美少年が立っていた。
「悪いけど、君に選択肢はないよ、この世界を救うのは君
自宅の古いマンションのエレベーターに乗り込むと、なぜか今日に限って違和感があった。疲れていた日和小春は気にせず8階のボタンを押すと突然天井の明りが消え、故障か、はたまた停電なのか、真っ暗な箱の中に閉じ込められた恐怖心で彼女はパニック状態になりかける。
次の瞬間ガタンと大きな揺れで、エレベーターの中が急に明るくなり目の前の扉がゆっくりと開く。そこは見慣れたマンションの廊下ではなく目の前には果てしない砂漠が広がっていた。その景色を見つめながら呆然としていると、後方から突然男の子の声がした。
「ようやく来たね、時空の鍵の持ち主さん」
振り返ると、エレベーターの隅に銀色の髪と吸い込まれるような青い瞳を持つ美少年が立っていた。
「悪いけど、君に選択肢はないよ、この世界を救うのは君
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ジュニア小説のような雰囲気で読みやすい、女子高生が主人公の冒険小説
※読み合い企画からのレビューです
自宅のあるマンションのエレベーターから異世界へと放り出されてしまった主人公・小春
彼女は、謎の少年・アルトと共に、さまざまな世界を救う旅に出る──という導入から始まる本作品は、ジュニア小説を彷彿とさせる文体と雰囲気を持つ、非常に読みやすい小説だ
当然だが、この場合のジュニア小説とは、褒め言葉だ
子供向けと表現すると、どうしても稚拙な作品に思われてしまうかもしれないが、よくよく考えてみてほしい
大人向けの小説は大人にしか楽しめないが、子供向けの小説は子供から大人まで幅広く楽しめる
読者の間口が広い作品なのだ
エレベーターから始まる冒険というモチーフも、「…続きを読む