「生きているとは」を含む小説

　私の父は、冴えないサラリーマンです。 　お母さんを亡くし、男手一つで私を育ててくれました。 　でも、私は知っています。お父さんは、お母さんが死んでから、ずっと心で泣いていること…

世界が滅びて７年後。僕はひとり、この島で生きている。 2023年に開催された『pixiv小説1000億字突破記念 1000字コンテスト』において、この作品が優秀賞を受賞いたしま…

八源英雄は、異世界で10年間勇者として活動していたが、魔王討伐を機に、現代へ帰還する。 しかし、英雄が戻ってきたときには、義理の母親と妹が蒸発し、父親も他界した状態だった。 母親…

生まれ変わって幾星霜。 一人で世界を彷徨ったり、仲間が出来たり、一緒に怪物を倒したり。そういう有りがちなイベントは全てやってしまった後の主人公アイン。 それでも死ぬこともなくフラ…

❖　あらすじ　❖ 　皇八島の第二王子ロワメールは野望を叶えるため、連続貴族殺人犯である魔法使いを魔法使い殺しと共に追う。 　しかし王子の名付け親である魔法使い殺しは、王子を過保護…

少しイカれた底辺投稿者の異世界妄想短編集。 独断と偏見で書いており、一話毎で完結です。 一話も200字以下～1000字前後となっております。 題名から、判断して気軽に読んで下さい。

幼少のころ受けたネグレクトの影響で、場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)となってしまった女の子。 トラウマの影響で、オーバードーズと自傷を繰り返す日々。 そんな彼女の目の前に現…

　地面に頭をぶつけた拍子に、私は前世の記憶を取り戻した。 　それは、他力本願をモットーに生きていた、無職独身アラサー女の記憶だ。 　現状を確認してみると、今世の私が生きているのは…

リーリア・アルファートには前世の記憶がある。 彼女はこの世界が――前世でプレイしていたゲームに限りなく近いことを知っていた。 だが、ゲーム世界に転生したからといって、リーリアはそ…

とある異世界「カイベッセ」では、すべての言語がカタカナ表記なので、言語によってカタカナの使用法が異なるというカオスに。そして、英語がカタカナで正書法改革されたとのこと。（どうせな…

覇王ダイナ。 世界征服をたくらむ彼の野望は、あと一歩の所まで来ていた。 だがそんなダイナの前に、かつて神に選ばれ魔王を倒した伝説の英霊たちが姿を現す。 「闇の力を持って世界を…

最近、人間というものから目を背けてはいませんか？ カネとSNSだけに、人生を費やしてはいませんか？ 江戸時代、山奥にある隠れ里。 そこに生きている人達の、嘘と真の言葉遊び。…

この世界に超弩級人という物があった。それ自体は代々受け継がれてきた力を極めたものの称号だが、この時代にあってはあるひとりの女の別名にあたる。名をハトバ・カイ。強き拳を振るい、誰よ…

こうして人類は絶滅した。 ……してねえよ。ふざけんな。じゃあまだ生きている俺はなんだ？　人類の中にカウントされていませんってか！　クッソがー！ 人類が絶滅した地球に、たったひと…

社会人として生きていると、必然的に名刺は増えるものです。 データ化して社内で共有したあと、その名刺ってどうしてますか？ なかなか捨てられないあなたに朗報です。 それを使って遊び…

６０歳、今年の夏で定年だ。まあ、まだ働けるが、金もあるし、どうしようかな？　遊びまわっても良いな。ただ、じっとはしていないな、と思っていたのだけど、そんな僕が、おかしな「光」に巻…

異世界転生した主人公。新たな人生はドラゴンだ！ と卵のまま意気込んでいたが、そこをとある料理人に拾われてしまう。 そして希少食材として料理されてしまった、ＥＮＤ。 ……って、終…

とある小説を手に取った瞬間に思い出した前世の記憶───。 前世の"わたし"は、この世界が登場する小説を授業中にもこっそり読むくらいに楽しんでいたのだった！ その小説の中でも私…

　突然、廃品回収をよそおった男に人権の失効と自身の廃棄をつげられる妻、キャスリーン。 「あなたという人間は最初から存在しなかった」彼はそう説明する。 　そして謎の情報提供者、…

友だちのように結婚もせず、定職にも就かず、どこかに出せるあてもない小説を書きながら、近所の葡萄園でのパートでお茶を濁す日々。そう、私の生きる日々は「秋」。私は秋を生きている――。…