【完結】非攻略キャラたちに溺愛されています

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（578文字）

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（692文字）

ふと落ちてきた小説を手に取ったヒロイン。
なんと、自分が大好きな小説の世界に転生していることに気づいて、衝撃を受けます。

しかも、転生したのは小説のヒロインではなく、悪役令嬢・リーゼリット！

驚くべきことに彼女は、悪行を積み重ねて学園を退学させられてしまう『ポンコツ令嬢』──いわゆる『不憫キャラクター』でした！

しかも、なぜか小説で非攻略キャラ（ヒロインの恋人役を目立たせるための存在）だったイケメン三人が、リーゼリットに言い寄ってくる事態に！

小説の結末が既に決まっているのだとしたら、「どうせ運命は変わらない」と諦めて身を任せるのも一つかも知れませんが、リーゼリットは違います。

非…続きを読む

転生先はポンコツの悪役令嬢リーゼリット、しかも前世で読みまくっていた小説の中の世界だった！
よし、この立場を利用して、小説内で推していたのは、メインキャラではない！
不憫にも退場していくサブキャラたちだ。彼らを存分に愛でるぞ！とばかりに行動を起こします。

彼女は推しキャラたちのために、何をするか。そうです、原作改変を目指していくのです。

でも、リーゼリットは何とも言えないほどにポンコツです。
しかも推しキャラはサブです。小説内でも情報が少なくて、手探りで進むしかありません。
努力します。でも、やらかしてしまうのですね。この辺の描写が実にコミカルで笑えます。
結果オーライ、なぜか失敗を通し…続きを読む

小説の中に出てくる「ポンコツ悪役令嬢」に転生したリーゼリット。
彼女は、不幸になるはずの三人の非攻略キャラたちの運命を変えてしまいます。

リーゼリットの不振な行動、思いがけない能力、推しの彼らへの敬愛！
そのすべてが不憫なサブキャラたちを惹きつけ、知らず知らずに攻略していくことになるのです。
次第にデレデレになっていくイケメンたちの溺愛はどこまで加速するのでしょうか。

読みやすくて楽しい、ポンコツ令嬢の活躍をお楽しみください！

ヒロインのお相手が、非攻略キャラという設定が珍しくて、冒頭から引き込まれました。

『ポンコツ令嬢』という呼び名も、インパクト大。
あくまで『推しとファン』の立ち位置を守ろうと、悪戦苦闘するヒロインが可愛くて……ついページをめくってしまいます！

それぞれの推しとの、ストーリーも楽しくて、脇役も魅力的。
『推し活』をしている（した事がある）人なら、絶対共感出来ますよ♪

とても『わかりみが深い』ヒロインを、応援しながら、追いかけたいと思います。
えいえいお～!!

悪役令嬢に転生してしまい、生前好きだったサブキャラたちをただ見守ろうとするも、手の届く場所にいる彼らを救わずにはいられない、というお話です。

この令嬢、ポンコツです。人目を避けなければいけない場面では音を立てるし、これまでのやらかしのせいで親もお金を必要以上に持たせようとはしません。
しかし、深く考えずに行動するからこそ彼女は困っている人を見過ごすことができません。
そんな彼女だからこそ、原作では思いつめすぎたせいで途中退場してしまった推しの心を癒すことができます。
最初は警戒するものの、推しが彼女を意識していく描写はにやにやが止まりません。

不憫なサブキャラクターを愛する主人公。転生したら、ポンコツな悪役令嬢でした。
それでも推しに会えるのなら問題ない、と切り替えられる彼女がすごいと思います。

プロローグで設定の説明がしてあるので、物語に入り込みやすかったです。
最近色々な小説を読ませて頂いて、これがとても大事だなと思います。

僕は悪役令嬢系はあまり読んだ事がないのですが、この物語の主人公は少しポンコツだけど他の人の為に何かできる事は、と考えるいい人なので、好きになりました。　
読めばきっと主人公を応援したくなると思います。

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（128文字）

ポンコツーーまさしくこの子はポンコツだー!!

ポンコツであるがゆえに、悪役令嬢としてのやくわりもポンコツ程度で済んでいたリーゼリットが「天啓」と言う名の「私」の記憶を得て、推しサブキャラ三人の幸せと、正しいヒロインとヒーローのためにがんばる物語です。

なんかこう、気付いたら肩入れしたくなっちゃうのがほんといいです。

そして推し三人の中からあなたのお気に入りが見つかったら――あとはもう沼です。沼。