この作品が作者様にとって始めての作品との事。
いやいや、信じられない!
あり得ない!
嘘でしょ!?
そう思うくらいの緻密に計算された完成度です。
第一章の時点でおどろくほどスムーズに作品世界に没入し、スルスルと読み進められる。
かと言って流し読みにならず、頭の中に作品のキラキラした甘い砂糖菓子のような世界が広がります。
小説を読むのって楽しい事なんだ!
そうシンプルに思わせてくれますが、それは作者様にとって決してノリや勢い任せの産物ではないと思います。
改めて二度目を拝読して、この作品は「いかに読者様がストレスなく没入してもらえるか。楽しんでもらえるか」を、かなり計算し尽くして考えられてる、と感じます。
作者様がカクヨム様の書き手の中でも上位に入る技術とインテリジェンスを持ってる事は、創作論でも周知の通りですが、それが第一章の時点で感じられます。
これだけの能力に裏付けされた作品を書くには、私なんか死んで生まれ変わらないと無理だな……
お化けみたいな評価を受けているにはキチンと理由がある!とただ、尊敬するばかり。
こう言う作品が作者様がもっとそれに相応しい評価を受けて欲しい。
今の評価はこの作品、そして作者様の能力を思うとまだまだ過小評価かな……と。
どんな人が読んでも、それぞれの立ち位置で「面白い」と感じる。
外れと思う人はいない。
それって想像以上に物凄いことだと思うのです。