概要
追放された“元鬼人”、渡り鳥になる
この世界に超弩級人という物があった。それ自体は代々受け継がれてきた力を極めたものの称号だが、この時代にあってはあるひとりの女の別名にあたる。名をハトバ・カイ。強き拳を振るい、誰よりも強く、誰よりも美しい者。しかし、この世界には鬼人と呼ばれた剣士がいた。元はある国の騎士団に所属していたが、マルコロ戦争において敵兵の8億人を視界の両方ともを失い、全身を複雑骨折し、動かせる四肢は左脚と右腕という状況において、全滅させた騎士。薔薇の模様の入った鞘に極めて赤い剣身の剣を持ち、黒い頭髪は綺麗さっぱり丸坊主。聞くところによればその鬼人、当時の歳は14つ。ならばいまは16つほど。その鬼人、人に紛れて生きているらしい。
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