概要
冷凍睡眠から目覚めた、最強の魔法使いセツ。
彼を慕う第二王子ロワメールと魔法使いギルドの裏切り者を追いますが、王子はなにか秘密を抱えていて……。
事件を追う旅の中で、少しずつ明らかになる王子の野望とは。
王子の願いを知った時、きっとあなたの予想は裏切られているはず――。
群島国家・皇八島を舞台に、色々な島を旅し、多くの出会いを経験しながら、大切な人を救うために、悩み迷いながらも頑張る王子の成長譚です。
カクヨムコンテスト11、カクヨムネクスト賞受賞青維月也の長編異世界ファンタジーです!
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!心に残ったのは、魔法よりも人のぬくもりでした
最初は「魔法使い」の物語だと思って読み始めたのに、気づけば心に残っていたのは、人と人との距離の温かさでした。強さを競うのではなく、誰かを守りたいという優しさが物語の芯にあるからでしょうか。世界観は重厚なのに、一つひとつの会話には思わず頬が緩む空気があり、その温度差に何度も引き込まれました。
特に印象に残ったのは、言葉では多くを語らないのに、お互いを当たり前のように信じている姿です。きっと作中では描かれていない時間にも、笑った日や喧嘩した日、何気ない思い出が積み重なってきたのだろう……と勝手に想像してしまいました。その「余白」があるからこそ、二人が並んでいるだけで物語が動き出すように感じ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!魔法使い殺しと王子が織りなす、優しさに満ちた物語
冒頭、生まれたばかりの我が子を抱えた母親が、命からがら一人の魔法使いへ赤ん坊を託す――そんな壮絶な場面から物語は幕を開けます。
母の必死な想いがひしひしと伝わってきて、一気に物語へ引き込まれました✨️
そして時は流れ、「魔法使い殺し」と恐れられるセツと、一人の青年であり王子でもあるロワメールが再会したことで、物語は大きく動き出します。
本作最大の魅力は、何と言ってもセツとロワメールの関係性でしょう。
深い絆、深い愛情、尊敬、そして静かに見守る優しさ――二人の間には、そんな温かな感情が満ちています。
それは友情以上であり、親子以上であり、師弟以上とも言える、言葉では表しきれない特別な…続きを読む - ★★★ Excellent!!!❄️王道ファンタジー好き必見・最強魔法使いと美しき王子の運命交差✨
真っ白な雪原に赤い血が散る凄惨なプロローグから一転して緻密な宮廷政治と魔法ギルドの権力闘争へと繋がる構成が見事です ദ്ദി ˉ͈̀꒳ˉ͈́ ✧
重厚な世界観でありながら情景描写がとても美しくスラスラと読み進められます ˘͈ᵕ˘͈
特に印象的なのは周囲から恐れられる最強の魔法使い殺しセツが成長したロワメール王子に向ける不器用で温かい眼差し
冷徹な執行者が見せる人間臭いギャップに心打たれます
血塗られた過去から始まり運命に導かれた二人の旅路がどう交錯していくのか
ファンタジーの醍醐味がすべて詰まった極上の物語をぜひ味わってみてください ⋆⸜ ⚘ ⸝⋆ - ★★★ Excellent!!!孤独な「魔法使い殺し」と、彼を愛し抜く王子の、美しくも切ない救済の旅路
最強ゆえに、同胞を狩る「魔法使い殺し」という呪われた宿命を背負う魔法使い・セツ。
そんな彼の凍てついた心を溶かせるのは、彼がかつて救い、名を与えた第二王子・ロワメールだけでした。
本作は、圧倒的な実力を持つ二人が、世界の理と己の運命に立ち向かうファンタジー巨編です。
1. 「最強」と「至高」、二人の距離感が尊すぎる
周囲から冷酷と恐れられるセツが見せる、ロワメールへの無自覚な「父親」のような慈しみ。対して、聡明な王子でありながら、セツの前でだけは独占欲を隠さないロワメール。
血縁を超えた深い「絆」と、端々に滲む過保護な甘さに、ページをめくる手が止まりません。
2. 鮮やかに彩られた重厚…続きを読む