異世界「カイベシア」。
かつてはラテン文字による共通語が整い、地球出身者たちが築いた文明が花開いていた。
だが、ある国で起きた『カタカナ暴走』が、世界に混乱をもたらす。
日本語を含むすべての言語がカタカナ表記に統一され、
言語ごとに異なるカタカナの用法が乱立する。
もはや文化も交流も危機に瀕していた。
この異常事態を正すため、異世界から現世へと使者が現れる。
選ばれたのは、潜在魔力量を秘めたサラリーマン、ヤスイ・テツカズ。
テツカズは自らの分身・トモキを異世界へと送り出す。
カタカナの支配を超え、文明を取り戻すための、小さな革命が始まった。