ユニークで引き込まれる展開です。 テツカズの視点で進む、脳内文字通信とステータス管理のシステムが興味深く、ゲーム的な要素とうまく融合しています。会話のテンポも良く、自然で読みやすいですし、細かい設定がしっかり練られているのが伝わってきます。特に「イエローマジック、フェイド・イン/アウト」のフレーズが印象的で、物語に独自の魅力を加えていますね。
カタカナしかない。でもなんとかなるんじゃない? ……いいえ、そんなことはありません。カタカナしか使えない弊害をきちんと説明してくれる作品です。こういうゲームがあったら、文字の読み書きを覚えるのが楽しくなりそう!
斬新かつ興味深い発想を用いた作品だと思います。言葉と文字について考察を促す点も印象的だと感じました。読者の皆様にぜひお勧めいたします。
日本語の音便はある程度収斂しているが、英語はしばしば発音と表記が矛盾する。また日本語も概念を優先して表記を組み立て、さらにそこに表記とは関係のない音を当てることがある。言語表現の矛盾に関するちょっとした冒険譚。大変いいと思います。