「カクヨムネクスト賞 ファンタジー」を含む小説

　暦は秋でも夏のように暑かった日が終わり、いきなり冬がきた。木から葉がなくなりオフィス街に凍てつく風が吹き抜ける。 　コートを着たビジネスパーソンが急ぎ足で歩道を進んでいる。急に…

　過去というのは、すでに終わっているものではない、過去は今のように現在進行形で進んでいる。 　恋月菜乃葉は高校一年生名前は女の子に見えるが、ただのごく普通の一般の男だ。 　彼…

【短編・全7話】孤独にダンジョンを冒険する陰キャ魔術師　カノン（偽名）。彼女のライフワークは『推し英雄を影から支える』事。彼のクエストを先回りしてトラップの解除など、彼から認知さ…

ある日、俺の婚約者だと一方的に主張する少女が異世界からお供を連れて押しかけて来た。まったく身に覚えがない話に戸惑うも、同居生活を渋々始めてはみるのだが……うち、ワンルームなんです…

　町の路地裏で魔法薬専門店を営む僕と師匠。お客さんはなかなか来ず、貧乏生活の真っ最中。 「チョコレートとかクッキーとかケーキとか、そういうのが食べたいの！」 「そんな贅沢なものな…

とある事情により夫から離縁を言い渡された王妹ゲイレは、尊敬する兄王から悪霊の棲まう島に向かうことを命じられる。 そこでゲイレが出会ったのは、柘榴石の瞳を持つ美しき悪霊だったが─…

勇者 ヴォロナ・トレンチアート は、プラモデルを現実の兵器として 具現化する能力を持つ。 そんな彼が魔王軍に亡命。 魔王ヴィーラは真意を探るため、理解者のフリをして、ヴォロナ…

商人の息子ザヒトは、市場で見た宝石獣を自分の手で捕まえようと水晶の森へ行く。 そこには、身体の一部を結晶化させた不思議な生き物たちが棲んでいた。 宝石獣を狙う密猟者たち、宝石獣…

※近況ノートを利用した表紙画↓ https://kakuyomu.jp/users/HiranakaNagon/news/16818093091333558056 　もとはとあ…

竜神聖戦を間近に控えた時期に、土の竜の竜人が何者かに襲撃された。竜人監査官はその事件の調査に乗り出す、そこで待ち受けていたものとは。 カクヨムコン１０短編参加作品

　年老いた大魔導士ディックの余命はもはや残りわずかだった。 　傲慢な王に呼び出されて、彼の未来を見るように言われるが――。 　それに対して大魔導士の下した決断とは？ 　一発ネタ…

――昔話をしようか そんな言葉とともにあの人は話を始めた。 いつかの日、虹には色があったなんて、ありえないお話を これは、色のない虹が空にかかるそんな世界で 少年と、ある人が語…

鬼を飼う一族、不知火家。 護法の柱として契約によって縛られた羅刹鬼・可畏(かい)は、不知火を護る代わりに贄を要した。 邪気を貯めに貯めた女を贄として捧げる事で、不知火は安寧を手に…

「ティアさん。貴女に、ドラゴンの加護が宿っています。ドラゴンを守るために、私とともに来ていただけませんか？」 　突然、近所の修道院に勤める宣教師のルートヴィッヒさんにそんなこと…

ファンタジーを爆破し、華麗に盗み取る。 そんなこんなの異世界モノ、ここに爆誕予定。 カクヨムネクスト賞に向けたプロトタイプ短編です。 一応章ごとに、どんどんヒロインが増えてく、…

ダークな魔法少女モノです。 絶望に歪む、その瞬間だけをあなたに。

人にはそれぞれ、ひとつ扉がある。その先に広がる景色は人によって違った。 誰もが持つ〈部屋〉が少しだけ特別だったがために、男子高校生・あめは親に振り回されて生きてきた。妹のひかりと…

【カクヨムコン10短編賞応募作品】 主人公は、現実世界で「ファンタジーをやる」という夢を持ち、その為だけに行動する芯の強い女の子である。一方彼女は、緊張癖を持っていた。それは、…

第一次機械大戦で敗北した後、人類によって善悪を植え付けられた機械の独白

　高校二年の岸原翔太はトラックに轢かれて異世界に転生した――オークとして。 　近くの村の皆に恐れられる魔物、オークだったはずが、いつの間にか打ち解けて―― 　辺境の村でのハートフ…