「島国」を含む小説

狂い咲く花の下で泣いていた赤子を拾ったのは、西方の変わり者の皇子・東雲だった。はなと名付けられた少女は、やがて自ら刀を取り、東西の統一をめざす皇子のため、動乱の渦中へと飛び込んで…

ヴェルダリア王国。 海に囲まれたその島国は大陸の強国との戦争の真っ只中だった。 そんな国生まれた二人の若者、コータとベンケイは戦場で運命的な出会いを果たす。 それは、戦争の終結を…

青く輝く美しい惑星、地球。そこには日本という小さな島国がある。 そこは今、異能力を持つ怪物と、異能力を持つ新人類の出現により混沌と化していた！ ある日、ただの特撮ファンだっ…

　大陸の裳裾にしがみつく小国・クストルでは、王位継承の典礼を控え、国中が浮き足立っていた。けれど渦中の王太子・ライゼは、王権の継承を前に不安を隠せない。 　そんな少年王太子へ、異…

　ひとつの島が、ひとつの国として機能する世界。 　巨大な蛇女が島を背負い、海上を回遊する世界。 　島国が国土を広げる方法は、ただひとつ。 　他国と対戦し、王の首ひとつ、あるいは国…

オセアニアの島国「ソルフィス」。かつて、イギリスの植民地だったという点があり、そこから『スチーム』という技術がやってきた。この国ではそれが当たり前のように使われ、そして発展を遂げ…

南海の島国・瑠玻羅王国。 この国には、とある伝説がある。 宮廷楽士試験を受けに王都に出てきた琉心は、ひょんなことから王女の楽の師となった。 玻璃姫と称される王女朱麗と、惹かれ合…

　『渡華記』という伝記を紐解いていこう。泰連国の国史の横で語り継がれたこの書は、とある泰連国皇帝の傍らに生きた妃を中心に据えた様々の人の出来事について綴っている。 「兄様、何で私…

「どうか、誠の証を私に見せてください」 　陽の帝が統べる島国暁原の西、姫穂国の宿場町、明鳥。遠く田舎から都を経由してやってきた御行は、幼馴染みの麻也と侍従の春日と共に、禁忌を犯そ…

とある北の島国で独り静かに暮らす陸軍兵士グリュン・フィヨルド。彼は「灰色戦争」と呼ばれた長き戦争を終えて自分の行くべき道を見失っていた－。 しかし、迷路のような街中を彷徨…

――妖とは、人の心が映し出すもの。 和風な島国季球を舞台にした、物書きの青年種田草雲と、祓い屋を生業とする兄弟の織り成す、少し不思議で少し哀しい物語。 中編連作。第一幕「桜…

（主な登場人物） ○テパンギ（辺境の島国） ユズナ……テパンギの姫。武術に長け、女子力に欠ける。 シオン……王族を護るシノビ一族の猛者。ユズナの乳兄妹であり、ユズナ以外の人間を犬…

この世界と少し違う何処かの世界。極東に位置する島国・大和帝国、その帝都。 西洋文明を取り入れ、発展した街の陰には異形の姿が在った。 人知れず異形――『妖』を倒す、帝国陸軍の秘密部…

断崖絶壁の島国、テムスノー国。 テムスノーの王女であるフライア、そして彼女の護衛であるラディム。 彼らは蟲の姿が混ざった外見のため『混蟲（メクス）』と呼ばれ、人々から忌み嫌われて…

最悪の破壊兵器『魔力爆弾』が極東の島国に投下されてから１０年。 爆心地は無人兵器『野良戦車』の巣くう巨大な『機械迷宮』と化していた。 戦災孤児の少女『来栖ミキ』は病気の姉と一緒…

　西方に位置する島国、ロサカニナ。首都から外れた田舎の学生都市、エディル市。 　国内で一、二を争う名門エディル大学の学生寮に住むアレクシス・ストレイスの唯一の悩みの種は同居人だっ…

（スマホ向けに改行多め、描写の省略を行っています。こちらだけ読んでも大丈夫です） 双子の兄に強いコンプレックスを持つ荒也が目覚めると、そこは異世界。 オモカゲ様なる存在によって…

『東の風が吹く時、世界は生まれ変わることができる。』 文明が退化したとある島国の沿岸に、隣国から亡命してきたという一人の男が流れ着く。ムツキと名乗るその男を調べる内に、この国が神…

「そりゃあまあ、人間に限ったお話ではないのですが」 "WE LOST" Everyone Can Live with This Words! That Does It! …

ホラー・ミステリー部門用。角川の編集で未来を描けという編集者がいないのはさみしいな。 気楽に書き始めたら、重い作品になってしまった。一言でいうと水と緑の溢れる美しい地球というお話…