「史実？」を含む小説

　天正14年10月、徳川家康は上洛し豊臣秀吉に臣従を誓う。 　織田信長の死後、家康と秀吉は天下を巡って争ってきた。しかし、秀吉は周辺大名による包囲網を打ち破り、今や軍事・政治・…

政宗が支倉常長をローマに遣わした時に使ったサン・ファン・バウティスタ号は一度浦賀にもどっていた。そしてまた常長を迎えにノビスパン（メキシコ）に行くことになった。そこに真田の草の者…

　この物語はフィクションです。一パーセントの史実に九九パーセントの嘘＆妄想を合わせて書いています。 　また、実在する人物、地名、施設、団体等とは関係ありません。もしも【虚（うつろ…

「パトリシア、お前を離縁する」 　チャリオン朝ベルトラム王国の王妃パトリシア＝プラムは、子供ができないからという理由で、十九歳にして国王カイン＝チャリオンから離縁を言い渡される。…

上杉攻めの際、政宗は白石城攻めのあとに、福島城攻めを考えていた。しかし、城主本庄繁長の策略により、福島城は攻略はできなかった。その史実をもとに、空想をふくらませて書いた話である。

《あらすじ》 時は平安時代初期。小野篁という若者がいた。身長は六尺二寸（約１８８センチ）と偉丈夫であり、武芸に優れていた。十五歳から二十歳までの間は、父に従い陸奥国で過ごした。当…

戦争や災害などで炎に追われて亡くなった人々へ、哀悼の意をこめて。 八年ほど前に他サイトで発表し、日間一位を取ったものの改稿転載です。

お題『八月六日と八月九日』 広島県人ゆえ、心持ち六日寄り。 あの惨劇を経験した方たちの多くが亡くなられ、その記憶が薄れていく現状に対しての思いを綴りました。 九年ほど前に他サイ…

ナポレオンのエジプト遠征からマレンゴまでを描きます。ほぼ史実に沿って流れていきます。但し物語を構成する解釈は、通説とはとは異なります。 ドゼとボナパルトの出会い、デルタ地帯の征…

清流派と濁流派の政争が繰り広げられる内憂の後漢王朝。政争の火花は遥か北方の地へと飛び火し、そこに異民族の侵攻が迫る。濁流派の陰謀を阻止し、異民族の侵攻を食い止めるため、曹操・孫堅…

【できれば最後までお読みください】 全ては五人の神様から始まった＿＿＿。 五人の神様は、自分たちだけでは天界、冥界、人間界を守ることができないと感じ、力を託す者たちをつくった。…

舞台は１５世紀のヨーロッパ。カトリック教会は腐敗し、庶民の暮らしは段々と貧しくなっていった。その状況に異議を唱えたのは、ヤン・フスという男だった。とある社畜が当時のチェコに転生し…

政宗の初陣の地である丸森町小斎の地に何度か立ったことがある。平地の矢の目館からは小斎城は丘の上である。攻めにくいところだ。 そこで、自分なりの政宗の立場になって、戦略を考えてみた…

3033年、タイニー・トーキョー。一部の人間が生き残った世界で、テクノロジーは成長し続けていた。 そんなある日、政府直轄下の旅行会社【ANY TIME】が設立される。 入社７年目…

史実によると、政宗は慶長の役で朝鮮にわたったといわれている。その前の文禄の役の際には、名護屋城で秀吉のお側衆をつとめていたらしい。渡海後は、家臣がよくわからぬはやり病にかかり、難…

〈コンテスト用あらすじ〉 　鞍部止利（くらつくりのとり）の伝承を下敷きに。架空飛鳥昔語り。 　第１話はトリの祖父、渡来人、達等（たっと）の話。 　第２話からはトリの父母の話。 …

昭和から平成に掛けて起きた出来事を振り返り、今を見つめようとした物語です。 一部史実を含みますがあくまでもフイクションであり、登場人物、社名等は全て架空です。事件発生年次と物語展…

この小説は、歴史を架空のものとして扱いながら、史実とのかかわりを考えるという形の小説です。時は戦国時代に入った頃のこと、京で修業した二人の武士が、蝦夷地にわたり、そこで、最先端の…

1945年7月15日大日本帝国は既に敗戦が決定的だったそんな中昭和天皇は諦めていなかった最後まで戦い散りゆくそんなことを思っていた。 (もはや勝利することは出来ない最後まで日本の…

戦国時代の九州において、大友氏、島津氏と並んで三強の一角にのし上がった龍造寺氏。 ここではその威勢拡大の転機となった、有馬氏との決戦──丹坂の戦い（丹坂峠の戦い）について描きます…