概要
棄てられ王妃は幸せを掴めるか?
「パトリシア、お前を離縁する」
チャリオン朝ベルトラム王国の王妃パトリシア=プラムは、子供ができないからという理由で、十九歳にして国王カイン=チャリオンから離縁を言い渡される。
元々彼女はプラム朝ベルトラム王国の王女であり、権臣シュラウドにより幼くして女王に立てられ、彼の従兄の子であるカインと結婚させられて王位と国を譲らされ、父や一族も殺された身の上だ。
怒涛のように襲い来る理不尽に屈することなく、神殿に身を寄せて治癒術士としての研鑽を積む彼女の前に、かつての幼馴染、タリアン=レロイが現れる。
タリアンに好意を抱きつつも、シュラウドの目を憚り一歩踏み出すことができないパトリシア。
そして、彼女の人生を踏みつけて平和を謳歌するベルトラム王国に、世界征服を企むアンゴルモア帝国の魔
チャリオン朝ベルトラム王国の王妃パトリシア=プラムは、子供ができないからという理由で、十九歳にして国王カイン=チャリオンから離縁を言い渡される。
元々彼女はプラム朝ベルトラム王国の王女であり、権臣シュラウドにより幼くして女王に立てられ、彼の従兄の子であるカインと結婚させられて王位と国を譲らされ、父や一族も殺された身の上だ。
怒涛のように襲い来る理不尽に屈することなく、神殿に身を寄せて治癒術士としての研鑽を積む彼女の前に、かつての幼馴染、タリアン=レロイが現れる。
タリアンに好意を抱きつつも、シュラウドの目を憚り一歩踏み出すことができないパトリシア。
そして、彼女の人生を踏みつけて平和を謳歌するベルトラム王国に、世界征服を企むアンゴルモア帝国の魔
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!聖女と英雄が歩んだ道
波乱に満ちた人生の果てに、主人公パトリシアが手にしたものとは何だったのか。
幼い頃に交わした、たわいない約束。それは戦乱と陰謀に翻弄される運命の中で、決して消えることのない灯火となりました。
陰謀渦巻く王宮が舞台ですが、単なる政略の物語にはとどまりません。
過酷な運命を受け入れながらも、自分の意志で生き抜こうとするパトリシアの芯の強さ。
彼女を支え、時には翻弄しながらも、彼女を深く愛するタリアンの誠実さ。
そして、時代を越えて国を守り抜く人々の想い――。
どこまでも優しく、どこまでも力強い物語です。
読み終えた後には、胸の奥が温かく満たされることでしょう。