「天皇」を含む小説

ボーロンには野望がある。それは、勿論！出版である！ネット小説に応募したボーロンは、遜り謙遜する作法は知ってはいるが、それは無意味だと考える男であった。ボーロンは変名であり本名は峰…

垂仁天皇は宿敵であった狭穂姫を妻に迎えたが彼女はあまりにも幼気な少女で、いつしか心を許してしまった―― 夫婦になって四度目の春に、彼女の姿はない。 古事記、日本書紀に登場する…

　平安時代の終わりごろ、源平が争った激動の時代に 日本一の大天狗、後白河天皇の第三皇女、式子内親王 と権中納言、藤原定家の身分違いの恋が始まる。 死後にテイカ葛になって内親王の墓…

鬼に仲間を食い殺された孤独な狼妖怪の射怒（イヌ）は、鬼の征伐を天皇に命じられたという男の式神となった。主従の掟により、主である男の命令には絶対服従である。同じく鬼への復讐心を胸に…

2050年（ギミギミシェイク20年）、愛子帝が49歳、芦田首相が46歳（総裁3期目）のお話です。

仁治元年十月、夜陰に紛れて閑院内裏の清涼殿に現れた一羽の梟。壇所に詰める護持僧行遍僧正の弟子に捕らえられながらも命だけは助けられた梟は、やがてその恩に報いるどころか、畏れ多くも稚…

大阪府高槻市。私が生まれ育った街。歴史の息吹が宿る場所。 市内に点在する史跡を訪ねて、のんびり、てくてく、歩いてみると、子供の頃には気付かなかった郷土の魅力を再発見──ああ、や…

平安時代、男装騎乗で天皇の行幸に従う男性名の女官がいた。 東豎子（あずまわらわ）、またの名を姫大夫（ひめまへつきみ）・姫松（ひめまつ）という。 きさきは無論、女房にも及ばぬ軽い地…

　本稿の基本的な話の構造は「主人公の祖母が死んだので葬式をする」というだけなので、起承転結も明確でなくシンプルではありますが、情報産業の発達とそれが引き起こす極度な個人主義社会と…

利用者の体の部品をシェアし合う人間パッチワーク。 自分のコンプレックスを解消した主人公は利用しまくる。 でも、だんだんとその要求は大きくなっていって……！？ ↓前回の投稿↓…

『父正成と兄正行の意志を継ぎ、南北朝の動乱を収めることに、その生涯を捧げた武将の物語』 主人公は楠木正成の三男正儀。物語は父正成の挙兵に始まります。鎌倉幕府を倒したものの、後醍醐…

雅やかな文化が花開く平安時代。 そんな中において、天皇に仕え、神々の使いと呼ばれた異端の者達がいた。 その名は『八咫烏』。 雅やかな姿の裏にあるのは、人か神か妖か？

過去の戦争時に散った兵士たち。 女神ソルティアは彼らが異世界を救済出来ると考え、十人の日本兵を再召喚し、魔王討伐を命じるも？ え？ステータスやスキルはどうするのかって？手榴弾で…

もともと、国家機密や情報機関を厄年の時に経験したぼくが、 作家なら「天皇家の物語」を書けと宮内庁いわれて書いた物語である。 だが、「これはおまえの人生だ」とか、「いや、これは国連…

主人公は、"天然天皇"こと朝陽天皇の娘、結月。そんな天皇の血を継いでいるせいか、すべての所作に無駄はないけれど、会話をしようとするとツッコミ要素満載で大変…笑 親譲りの彼女の言い…

上古の日本には数人の女帝が現れます。女帝は「中継ぎ」といわれ「お飾り」と思われがちですが、実際は、天皇として自ら政治を行っています。本編は「日本を創った女帝」である持統天皇の半生…

奈良時代の中葉、藤原仲麻呂は、次々と政敵を排除して権力を確立し、まさに「抜山蓋世」を実感します。 絶対と思えた権力でしたが、孝謙太上天皇と不和になることで綻びを見せるようになりま…

　奈良時代に入り、国の枠組みがしっかりして、社会が安定すると、支配層は流血をともなう権力闘争を始めます。上が政治を顧みなくなると、下は私利私欲に走り、国の枠組みがおかしくなってゆ…

正月の一角で行われていたかるたバトル。 並べられた絵札はどれも見たことのないもの。 これは自分の過去かるたってどういうこと！？ ↓前回の投稿↓ 『髪の毛をのばす美容室』 h…