散って烏が舞うものか

玉うさぎ

第1話君が袖振り我も袖振る

『踊れ、踊れ、八咫烏やたがらす。御

殿の前にて舞われませ』

…懐かしい唄が聞こえる…

耳に響いたのは神楽鈴かぐらすずの音。

…しゃん、しゃん…

なつかしくて、恋しくて、悲しくて、寂しくて。

神楽鈴よ、どうかその無常な音色で…。


『いにしえの 昔を今の 神楽唄 君が袖振り

我も袖振る』

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る