「百聞は一見に如かず」…いやいや、お近くに住んで、何年も見ていらっしゃる方以上に物事を多角的に見る方はいらっしゃらないんだ、と!
墳丘の上を、さ、散策…!?そっか、そっか…!そっかぁぁぁ!!
と、なぜこれまで足を運んで来なかったのかと後悔するとともに、貴重な情報を、流れるような美しい文章で読ませていただいたことに感謝です。
相方様とのやりとりが面白くて、何度もクスッと笑いました。
古めかしい歴史の話を現代のグローバルな感覚で語っていただけるなんて、とっても贅沢ですね。
ちょっと難しそうで、とっつきにくいかも?と思ってしまいがちな歴史のお話を、詳しく、楽しく紹介していただける、タメになるエッセイです!
山形県にも国宝に指定された「縄文のヴィーナス」があります。こちらは珍しい土偶です。モデル体型の土偶は珍しいそうです。
そしてこの作品に出てくる「ハニたん」と似たような扱いを受けています。すなわち、キャラクター化されて、バスにラッピングされるという扱いです。人間がやることは地域が変わっても変わらないですね。
そして、ふと思う。地域がこれだけ離れても同じことをするということは、古の人と現在の人間も、似たようなことをやっていたのかもしれない、と。
それにしても、作者は本当に歴史がお好きなんですね。すごくややこしいものも、簡潔にまとまっていて、歴史が苦手でも読みやすいです。
街コン参加作品を読んで思うのは、その街について知識を深めることができること。この作品も例外ではなく、大阪高槻市という街について、楽しく勉強できます。
高槻市は日本有数の古墳群地帯だったのですね。そしてハニワ推しがすごいっ。ハニタンというマスコットキャラクターがいるのですが、高槻市のホームページで見てみるととても可愛らしかった♡ へんてこなキャラじゃなくて良かったよ(^-^;
ハニタンバス、いいですね~。確かに乗れた日は、一日幸せになりそうな予感を抱くでしょうね。レアバスってやつ?
作者様と相方様とのやりとりに思わず笑みを浮かべつつ、大阪高槻市を深く知ることもできる本作。皆さまも是非(⌒∇⌒)
「はにたん」は、高槻市のゆるキャラです。ハニワがモデルのかわいいヤツです。
そして、「はにたん」ラッピングのバスが凄い!
このエッセイを読んで、思わず検索してしまいました。
「はにたん」バスには「いましろ 大王の杜」と書かれているものがあるそうで。
古墳です。名所です。
そこを作者さんと、海外出身の相方さんが案内してくれます。その相方さんのツッコミが素敵。
考古学や歴史好きの方はもちろんですが、「えー? 歴史? 古代史???」と言ってしまう人にこそ、この素朴な古墳散策(=エッセイ)をお勧めします。ちょっと賢くなった気がすること請け合いです。