「最初と最後」を含む小説

（2007年～2011年　執筆作品　全25編）

自分の存在に疑問を持ち続けていたアラサー男。 本当の自分の姿は、予想をはるかに上回る存在だった。 そんな現実に仰天しつつも、受け入れてしまうと人生も好転し始める。 そして出会った…

　いつも空を見上げている少女、まろかは、善美高校の文芸部「葱頼」に入部した。明るく優しい仲間や先生と出会い、これからの日々に期待を募らせる。しかし、ただひとつ気がかりが。ひとり暗…

　国家占い師である胡晶鈴は、この中華・曹王朝の王となる曹隆明と結ばれる。子を宿した晶鈴は占術の能力を失い都を去ることになった。 　国境付近の町で異民族の若い陶工夫婦と知り合う。同…

『光代を甲子園に連れて行く』 幼馴染みの亮平が小さいころから言っていた言葉は、正直おふざけだと思っていた。 でも、そうじゃないと分かったとき、わたしも決心した。 彼が本気な…

午前3時。コーヒーを飲みながら、死を決意する僕。仮初によって「人生」を失い続けた僕が、最初で最後の「自分だけ」の人生を歩むお話。

１９３０年代末期。豪華客船時代最後の黄金期。 次の世界大戦の足音が確かに聞こえる中、 巨大豪華客船同士による史上初の大西洋横断レースが 開催される。 その船上で暗躍する「客船怪盗…

数ある新選組のエピソードの中でも有名な山南敬助と明里の恋。二人の思いが通じ合う、少し前のお話です。 長編『浅葱色の桜（https://kakuyomu.jp/works/117…

⚠️この作品の文章は、読み手にとって非常に不愉快な内容を含む惧れがあります。歩行中に上階のテラスから吐瀉物が降ってきても吐き手の身心を慮ることの出来る寛容さをお持ちの方のみ、この…

夢を題材にした短編集。 良い側面も、悪い側面も、描いていけたら。 色とりどりの作品を目指して書きました！ 最初と最後と途中の話、計三話ほどは特殊です。（と言った方が良いかもし…

ヒロミの告白を訊いたぼくは、彼女とのデートを約束してしまいます。 けれどそれは、ぼくの方からさよならするためのデートだったのです。

朝から災難に巻き込まれた主人公。やっと終わって学校にたどり着いた主人公は、異世界に転移させられてしまう。ステータスが低く追い出されてしまう。 最初は胸糞展開かもしれないかもしれ…

あらすじ 八年ぶりに目覚めた『悪魔』がハーレーに乗って地球に飛来した。彼は友人であり預言者である九十八歳の『槙島神父』を訪ねたのだが槙島はまさに死んだところだった。悪魔は天使に…

貧乏でも兄と幸せな生活を送っていた修哉。しかし、何者かによってその幸せは突然奪われる。犯人はすぐに捕まるであろうと期待していたが捜査は難航する。兄を悔やみ、犯人を憎んでいる修哉の…

僕、葉月蒼汰には最近悩みがあった。 それは彼女ができないことだった。 身も心も寒い。 そう思っていたある日、僕はふと街中で可愛い女の子を見つけた。 その子は駅前の、いつも同じベン…

2020.11.18　完結！（シリーズ化未定のため「完結」扱い） ＜あらすじ＞ 四都暦一九四一年、四月。帝都・蟲皇の軍隊――八色蟲隊の入隊式。 その入隊式に、親友と共に新米衛…

―――この国には竜が生きている。 《竜使い》を目指す１人の少女カッツェは、3年間の厳しい修行を共にしてきたぶっきらぼうな少年シルターと共に、最後の試練を迎えようとしていた。 ２人…

天才無敗の息子と凡才で余命わずかな俺の最初で最後の真剣勝負。

終わりにしよう。もうこの関係には飽きた。 ちょうどいいじゃないか。もう潮時だ。 そもそも、あの朝陽が、あの朝陽でさえ気付いているのに、何でそこまで鈍いんだ？ ※本作は短編「最初…