概要
夏の終わりは誰にもやってくる。でも、そこからスタートしてもいいよね?
『光代を甲子園に連れて行く』
幼馴染みの亮平が小さいころから言っていた言葉は、正直おふざけだと思っていた。
でも、そうじゃないと分かったとき、わたしも決心した。
彼が本気ならわたしも頑張る。同じ舞台に立つのがわたしの夢になったから。
なかなか出番は回ってこなかったけれど、一生懸命に努力をしていたことは、わたしが誰よりも知っている。
そして迎えた高校3年生の夏。
わたしたちにとって、最初で最後の大舞台。
だって……、悔いの残らない日々にしたいから……。
幼馴染みの亮平が小さいころから言っていた言葉は、正直おふざけだと思っていた。
でも、そうじゃないと分かったとき、わたしも決心した。
彼が本気ならわたしも頑張る。同じ舞台に立つのがわたしの夢になったから。
なかなか出番は回ってこなかったけれど、一生懸命に努力をしていたことは、わたしが誰よりも知っている。
そして迎えた高校3年生の夏。
わたしたちにとって、最初で最後の大舞台。
だって……、悔いの残らない日々にしたいから……。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!2人で共に叶える夢
光代と亮平の最初の約束。
18番の背番号。
2人の願いは叶う。
でもこの夏が最後。最初で最後。
2人の思いは夏の終わりまで封印。
最後にバッターとスタンドのアップ。
2人の願いは叶っている。
でもこのまま終わらせたくはない。
結果は残酷。
だけど2人の結果はそれだけじゃない。
それは周りのみんながわかってる。
それはずっと思い描いてきた通りの最高の夏。
夏は終わったけど、2人の関係はそこで終わりじゃない。
と、少し涙を浮かべながら書きなぐっていました。
素晴らしい作品であると思います。
1年2年の頃にあったことや周りの応援者とかが出てくるだけで充分大作になれるのではないかと期待します。 - ★★★ Excellent!!!始まって、終わって、始まるふたりの物語
「光代を甲子園に連れて行きたい」。そう中村光代へ言ったのは、お隣さんで同い年の野球少年、遠藤亮平だった。かくて彼は高校で野球部へ入部し、光代はそんな彼を応援したいと心を決めてチアリーディング部の門を叩いたのだが、しかし……!
というわけで、図式的には超有名高校野球漫画な感じなのですが、ここで設定がいい感じですとんと落ちます。亮平くん、なんとベンチ入りもままならない補欠なんですねぇ。しかも、彼を応援する光代さんは努力が認められて先へ行ってしまうのですよ。いっしょにがんばるからこそ映えるはずの関係性に格差をつけることでもたらされる、なんともじりじりした緊張感、たまりませんね!
その後も季節を…続きを読む