「シリアス百合」を含む小説

　突然、親友から縁を切られた。理由さえ教えてもらえずに。 　訳がわからず悲しみに暮れていた主人公の咲は、その一年後に衝撃の事実と残酷な真実を知ることになる。 　切ないメリー…

赤い液体を飲む夢を見て目を覚ました八千花は、ミネラルウォーターを二杯飲んでも、学校で水を飲んでも満たされない。耐えられず、普段から人がほとんどこない廊下の端のトイレへ行く。 だが…

山下千鶴は大学からの帰宅途中、急な雨に目の前の神社に逃げ込んで雨宿りをすることにした。するとそこには制服姿の先客の女の子がいて、突然の不審者におびえていた。困った千鶴はあえてめち…

桜庭美乃莉にとって、写真といえば自分の生き方そのものであり、幼い頃から風景や人物を沢山撮りその道を歩んでいた。 そんな彼女には、人生で唯一撮れなかった人がいた。 桜の花弁のような…

陰キャとクールの間を彷徨うJK、本庄柳。 彼女はある日、クラスメイトの金髪美少女、西宮京子から往来で恋人宣言をされる。 「別に告白した覚えもなければ、された覚えもない。という…

所有者を惑わし、いくつもの世を終わらせてきた忌まわしき魔導書。意思を持つ其れは、此度も一人読み手を招く。その地に住まう者の声と血を以て、身に宿す数多の魔獣を解き放つべく。※シリア…

その感情に名前をつけてしまったことが、全ての始まりだったのかもしれない。 スミレは、海を愛する環が大好きだった。 尊敬と憧憬が齎す友情は、新しいクラスメイトの介入によって「恋」へ…

周囲に迷惑を掛けたくない、この世に諦観を持った死にたいと願う少女が、死ぬための買い物帰りに一人の少女と出逢い、様々な初めてを経験し、心中するお話。 ※百合作品 ※心中描写があ…

親友の死に、姉の失踪に。私たちは青春の醜さを知る。 前編:川端康成青春文学賞落選 後編:織田作之助青春賞落選 【姉文芸コンテスト】準大賞

空気中に瀰漫する知性生命体“クラウド”根絶の戦いにより、荒廃した世界。 統合総軍による駆除・防疫活動が展開される中、民間軍事会社G.G.ストライク社に属する戦術機動機甲（T.M.…

――非日常は、突然始まるもの。そして長くは続かないもの。 某県某市の、とある中学校。そこの女生徒――香が怪異と出くわしたのを皮切りに、周りの少女たちも各々怪異と遭遇するようになる…

千年王国が滅ぶ時、そこには死の女神ウィヌシュカの姿があった。 断罪の天秤が導くままに、彼女は殺戮を繰り返す。 「お前たちは滅ぶのだ。神の慈悲なく、何の理由もなく──」 しかし…

｢私を……拾ってくれませんか？｣ 雪の降る夜、閉館したデパートの前で少女と女性が出会う。 見た目はボロボロ、身体もやせ細っており、とても普通ではないしおり。 対して、清楚感に溢…

この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。

【カクヨムWeb小説短編賞2020、中間選考突破！】 高宮沙織はずっと苦しんできた。 乗馬クラブの指導者(男)からきつく当たられているためである。 暴言や暴力は日常茶飯事、果て…

この世界を〝完成〟させた創造神である兄妹神に倣い、あらゆる物を掛け合わせ新しい物を作り出す錬金術師たち。 主人公のセレーネ・サラサは自分を拾ってくれた師匠に断れ続けられながらも…

高二の夏、人生で初めてできた彼女は、左利きだった。 向き合うとまるで鏡みたいだねと、笑いあった。 けれど彼女は、私に内緒で教師と隠れて会っていた。 二人は付き合っているのだと、噂…

【ジャンル別日間ランキング、第3位達成！】 全国模試で一位を取った天才少女、三神絵凛。 彼女は、勉強ができない姉たちのことが大嫌い。 そんな彼女が信じられるのは幽霊だけ。 ある…

必要としていたのは二人とも？ 相手に抱く感情を、同じだけ自分に向けてもらえるとは限らない。 あなたも、そうじゃありませんか？

　辺境に暮らす聖女フィリシアは、貴族同士の争いの戦火に巻き込まれて大切な家族や幼馴染の少女ナタリアを失う。 　神への祈りが何の救いももたらさない中で、ついに彼女はブチ切れるのだっ…