女性の繊細な機微を描ける技術はとても貴重な力、実力だと思いました。「重たい女」たしかにそのとおりの人物をうまくかけていました。ちょっとドロドロ展開がありましたが、良い強みをもった作品だと思います。
綺麗事ばかりではなく、生々しい人間らしさが心理描写となって描かれています。依存も利用も、それに葛藤する様も全て引っくるめて、二人には幸せになってほしいです。
自分なりに頑張りながらも他者に自分を受け入れて貰えなかった二人のしおり。根底とした共通点はあるものの、『与えて欲しい』と『受け入れて欲しい』と言う明確な需要と供給と言う役割があるからか、つい感情移入しながら読んでしまいました。とても面白かったです。
しおりという女性が繰り広げる意味深なストーリー。なぜここまで具体的に人の心理が書けるのか、不思議なくらい人物像がはっきりしていて魅力です。続きが気になります。
冬に出会った、しおりと詩織。それは、愛されたことのない女子高生と、そんな彼女に愛を与えたいOLのお話です。とにかく、しおりちゃんの健気さが胸をついてきます。一言話すたび、「これでお菓子買ってきな」とお金を渡したくなる健気さです。対して詩織さんは、そんなしおりちゃんを懸命に愛して存在価値を教えようとしてくれます。なぜ、そんなに詩織さんはしおりちゃんに優しいのか?しおりちゃんは、これからどうなっていくのか?2人の女性が交差する、温かな物語。おすすめです。
身体の凍えそうな季節の中で出会った一人の女子高生と一人のOLの物語です。何もかもが正反対のように見える二人ですが、お互いに欠けている部分を埋めようと苦悩している点がよく似ていると思います。まだまだ始まったばかりですが、情景描写や心理描写が読んでいて非常に鮮明に想像することができ、続きを読みたくなってしまう欲求に駆られてしまいました。気になった方は読んでみることをオススメします。非常に良いです。
情景描写がとてもいいです。脳内アニメーション再生がしやすい作品です。みなさんもぜひ読んでください。