「〝あの日〟」を含む小説

SNSで片思いしていた女性――本多愛花の活躍を知る宮倉幾人。平凡な自分と前へ進む彼女を比較し、別れてしまった運命を悔やむ。きっと『運命の分岐点』は五年前のあの星降る夜。その過去を…

※病み系です。閲覧注意。 ネット上で見かけた学生さんの言葉を見て思いついたもの。

読者企画や他サイト用に書いた短編をまとめてみました。 ワンアイディアの即興小説が多めです。「普段だったらこういうの書かないだろうなぁ」という、変な作品倉庫、とも。 独り立ちに至…

中二のあの日から目覚めることのない彼は私の夢の中に住んでいる。途切れることのないリアルな夢のたった一人の住人として私と2人だけの世界を楽しんでいた。そこに介入してきた人間と時には…

江波透夏の母が殺されてから八年が経つ。 容疑者は、中学の同級生だった少年・西末悠だった。 透夏は事件についての欠けた記憶を求め、彼との再会を望むが一筋縄では行かず…… 過去の二…

夫と別れ、一人娘も嫁ぎ、武蔵野の地でたった一人暮らす女性は、日々の移ろいの中で昔見た一匹の蛍を思い出す。 変わらない暮らしをしているのに、どんどん変わってしまう周囲の環境。気がつ…

　基本暗めなネガティブ系の物語。 　学校に行けなくなった小学生（「友だち」）とか、ハッピーエンドが嫌いな作家（「ハッピーエンド」）とか、友人に自殺された男（「つもりはつもり」）…

2016年にpixivに投稿したものを再編集した詩のようなもの。 未来の自分から過去の自分へ、あの日できなかった叶わぬ願いを叶えてほしいと願いを込めて。

駄作。文がおかしい。 それでも良ければ読んでください。

贄として村を追い出されるように捨てられた少女『カラス』と森に独りで住む変わり者の青年『環』２人が出会うことから始まる奇妙な物語。 『カラス』 村から贄として森に置き去り…

２８歳でフリーター、夢も希望もない男がいました。

ぼくたちが通う学校にある日転校してきたのは、ウサギのラビー君。 社交的な彼は、あっという間にクラスに馴染んだ。 そんな彼が、あるとき言った。 「実は僕は、名探偵なんだ。この学校…

私は鬼だ。それはどうしようもなく変えられない事実だ。 どうしようもなくどこかへと飛び立ちたくて、それでも想像の羽根を広げるだけに留まり続けた、 中学二年生のあの日。 私の人生は大…

幼い頃からいつも家族からぞんざいな扱いを受けていたカリーナ＝レイ。そんなある日、彼女の家に一人の薄汚い格好の男がやってきた。その不審な男は母親と短い会話を済ませると、近くで見てい…

俺の名前はソラ、読みは宇宙。 宇宙は黒いから、星空は俺の支配領域。 もう一人のソラは、読みが天。 天は青いから、蒼穹が彼女の支配領域。 だから、俺は黒魔導士、天は蒼魔導士。 …

懐かしい子どもの頃の夏の日、もう戻ってこないあの日。 『カクヨム』自主企画　[第2期] 同題異話SR -July- 『サンダルでダッシュ！』 　　　　主催者：香鳴裕人さま　参加…

海の側で暮らす喫茶店、小さな灯台を作り直した骨董店、観客を虜にする役者。あなたが忘れたあの日の路地裏を通って、何気ない日常に佇む非日常へ案内してみせましょう。 どこかで見た夢のよ…

　宮城県石巻市で暮らすいとこの話を元に、あの日のお話を作りました。 　多少実話と変えている部分はありますし、本人たちの本名でもありません。 　本人は標準語で話してくれたのですが、…

鬼にまつわる、一話完結型の短編集。