自分が過ごしてきた時間を振り返り、「ああすればよかった」「もっと違う言葉をかけてあげられたかも」という思いに駆られることは、誰しも経験があるのではないでしょうか。
この話の主人公も、ふとしたことで心に引っ掛かったままの女性の近況を知ります。
あのとき、あの場所へ戻れたら……
そう願う彼のもとへ現れたのは、時と運命を司る女神、ウルド。
女神とともに「あのとき」へ戻った彼がとる行動とは。
時をさかのぼることが出来たなら運命を変えられるのか。
誰も確かめることが出来ないからこそ、魅力あるテーマとして多くの作品が生まれています。この物語もその中の一つとして、何か大切なものを語りかけてくれている気がしました。
主人公の選んだ世界線を、あなたもその目で確かめてみませんか。