「みち」を含む小説

「なんでいつだって俺はこうなんだよ…」 松野　道則　(まつの　みちのり) 29歳　男性　臆病者　 会社をリストラされ、絶望の淵にいた。 しかしひょんなことからThe Backro…

童話的初恋物語。風景という通り、本当に一場面の掌編です。 「よりみちこみち」という二人の小さい時のお話もあるので、そのうちまたアップします。よかったら読んでいただけると嬉しいで…

　きっと、『誰も』悪くない。

　──結ばれないとわかっていたのに、それでもあなたに恋をしました。 　ルックスは平均点。営業成績は落第点。全てが凡庸なサラリーマン秋葉悟（あきばさとる）。クリスマスを控えたある…

より‐みち【寄（り）道】 読み方：よりみち ［名］(スル)目的地へ行く途中で、他の所へ立ち寄ること。 回り道して立ち寄ること。 「―して帰る」

道重真宵(みちしげまよい)は、今年の夏から東京の高校生。 父親の仕事の都合で都内の学校に転校した彼女は、都会に憧れていたのもあって新しい高校生活を楽しみにしていた。 コミュニ…

【あらすじ】 僕、星野《ほしの》一道《かずみち》は、不器用な陰キャ。 ある日、フルダイブVR空間内で、幼なじみの三雲《みくも》朝日《あさひ》にキスをされそうになる。 その瞬間、…

　気がつくと、小説家の世界に移転していた少女。名前も何も分かりません。 　帰るためには、小説を書いて⭐と❤を集めなければなりません。 　ナロー帝国、カクヨム王国、などどこに住んで…

学生時代のことになる、夜にその住宅街を歩いていると、時折、鈴の音がきこえることがあった。

谷岡賢志(けんじ)は家事代行サービスに所属する若き家政夫。彼が初めてひとりで担当することになったのはおひとりさま歴が少し長くなって生活にメリハリが無くなった三十代後半の女性工藤三…

高校受験に失敗した主人公、高野美月(たかのみずき)は挫折を経験して毎日を無駄に過ごしていた。学校も家族も、全部うまくいかない毎日に自暴自棄になって、屋上に駆け上がる。そんなある日…

19番、回顧

陸上競技。110mHに青春をかけ、挫折した波多野懸(かける)は母校である路風(みちかぜ)中でハードラー高井光希(こうき)に出会う。 「君に、俺の夢を懸かけてもいいだろうか」

偶然出会った知人から、ある人物の訃報を伝えられた。 殆ど接点のなかったはずの彼女の死に対し、自身でも思いがけないほどの衝撃を覚え、その理由を突き止めるため過去を振り返る。 雪に…

同じ高校、同じ大学を経て、お互い社会人になった二人。 俺は一年振りに彼女からお誘いをうけた。 どうやら何かを伝えたい様子。 多摩川沿いに広がるかぜのみちを並んで歩き、いつものよう…

車を運転していたら、しょうもないけど愚痴ってしまいたくなることがある。轍　道生（わだち　みちお）、路乃（みちの）夫婦のシニカルでダークな会話集。

「おお、生きてるぞ～」 顔を寄せた刑事が叫んだ。 その横で可不可が長い鼻を突き出していた。 ふたりの警察官に抱きかかえられて、棺桶からよろよろと立ち上がった。 掘り返された墓穴の…

あの世とこの世の狭間の世界、獄楽浄土。 淡く儚い夢であり、いびつでよごれた欲望の世界。 獄楽浄土で働くことになった獄卒の青年、梓。 獄楽浄土では禍憑結社という組織が世界の治安を…

ある日、人付き合いが苦手な僕、杉沢成峻【すぎさわなるちか】の前に一人の転校生道井杏【みちいあん】が現れる。 　僕は、容姿端麗文武両道の彼女の事をまるで人間じゃない様に感じ、つい…